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MySQL 5.6 リファレンスマニュアル
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18.2.3.3 Windows での MySQL Cluster の初期起動

MySQL Cluster の実行可能ファイルと必要な構成ファイルを配置したあと、クラスタの初期起動を行うには、単純にクラスタ内のすべてのノードで MySQL Cluster の実行可能ファイルを起動します。各クラスタノードプロセスは、それが配置されているホストコンピュータ上で別個に起動する必要があります。最初に管理ノード、次にデータノード、最後に SQL ノードを起動するようにしてください。

  1. 管理ノードホストでは、コマンド行から次のコマンドを発行して管理ノードプロセスを起動します。ここに示すような出力が表示されます。

    C:\mysql\bin> ndb_mgmd
    2010-06-23 07:53:34 [MgmtSrvr] INFO -- NDB Cluster Management Server. mysql-5.6.22-ndb-7.4.4
    2010-06-23 07:53:34 [MgmtSrvr] INFO -- Reading cluster configuration from 'config.ini'

    管理ノードプロセスは、ロギング出力をコンソールに出力し続けます。管理ノードは Windows サービスとして実行されていないため、これは正常な動作です。(Linux などの Unix 系プラットフォームで MySQL Cluster を使用したことがある場合は、これに関する Windows での管理ノードのデフォルトの動作が実質的に Unix システムの動作 (デフォルトでは Unix デーモンプロセスとして実行されます) と逆であることに気付くでしょう。この動作は、Windows で実行される MySQL Cluster データノードプロセスにも当てはまります。)このため、ndb_mgmd.exe が実行されているウィンドウを閉じないでください。閉じると、管理ノードプロセスが強制終了されます。(MySQL Cluster プロセスを Windows サービスとしてインストールして実行する方法については、セクション18.2.3.4「Windows サービスとしての MySQL Cluster プロセスのインストール」を参照してください。)

    必須の -f オプションで、管理ノードにグローバル構成ファイル (config.ini) がある場所を指示します。このオプションの長形式は --config-file です。

    重要

    MySQL Cluster 管理ノードは、config.ini から読み取った構成データをキャッシュします。構成キャッシュが作成されたあとは、強制的に読み取りを行わないかぎり、その後の起動時に config.ini ファイルは無視されます。つまり、このファイル内のエラーが原因で管理ノードが起動に失敗した場合は、エラーを修正してから、管理ノードに config.ini を再度読み取らせる必要があります。これを行うには、コマンド行で --reload または --initial オプションを指定して ndb_mgmd.exe を起動します。これらのオプションは、どちらも構成キャッシュをリフレッシュする機能を持っています。

    管理ノードの my.ini ファイルでこれらのオプションのいずれかを使用することは、必要ないか、または推奨されません。

    ndb_mgmd で使用できるオプションに関する追加情報は、セクション18.4.4「ndb_mgmd — MySQL Cluster 管理サーバーデーモン」およびセクション18.4.27「MySQL Cluster プログラムに共通するオプション — MySQL Cluster プログラムに共通するオプション」を参照してください。

  2. 各データノードホストで、ここに示すコマンドを実行してデータノードプロセスを起動します。

    C:\mysql\bin> ndbd
    2010-06-23 07:53:46 [ndbd] INFO -- Configuration fetched from 'localhost:1186', generation: 1

    いずれの場合も、データノードプロセスによって生成される出力の最初の行は前の例で示したものと似ていますが、そのあとにロギング出力の行が追加されます。管理ノードと同様に、データノードは Windows サービスとして実行されていないため、これは正常な動作です。このため、データノードプロセスが実行されているコンソールウィンドウを閉じないでください。閉じると、ndbd.exe が強制終了されます。(詳細はセクション18.2.3.4「Windows サービスとしての MySQL Cluster プロセスのインストール」を参照してください。)

  3. SQL ノードをまだ起動しないでください。データノードの起動 (しばらく時間がかかることがあります) が完了するまでは、SQL ノードをクラスタに接続できません。代わりに、管理ノードホストの新しいコンソールウィンドウで、管理ノードホストの C:\mysql\bin にある MySQL Cluster 管理クライアント ndb_mgm.exe を起動します。(CTRL+C を入力して ndb_mgmd.exe が実行されているコンソールウィンドウを再利用しないでください。これを行うと管理ノードが強制終了されます。)生成される出力は次のようになります。

    C:\mysql\bin> ndb_mgm
    -- NDB Cluster -- Management Client --
    ndb_mgm>

    ndb_mgm> というプロンプトが表示された場合、これは管理クライアントが MySQL Cluster の管理コマンドを受信できるようになったことを示します。管理クライアントのプロンプトで ALL STATUS と入力すると、データノードの起動時のステータスを確認できます。このコマンドによって、データノードの起動シーケンスのレポートが実行され、次のように表示されます。

    ndb_mgm> ALL STATUS
    Connected to Management Server at: localhost:1186
    Node 2: starting (Last completed phase 3) (mysql-5.6.22-ndb-7.4.4)
    Node 3: starting (Last completed phase 3) (mysql-5.6.22-ndb-7.4.4)
    
    Node 2: starting (Last completed phase 4) (mysql-5.6.22-ndb-7.4.4)
    Node 3: starting (Last completed phase 4) (mysql-5.6.22-ndb-7.4.4)
    
    Node 2: Started (version 7.4.4)
    Node 3: Started (version 7.4.4)
    
    ndb_mgm>
    注記

    管理クライアントで発行されるコマンドでは大文字と小文字が区別されません。ここでは、コマンドの標準形式として大文字を使用しますが、ndb_mgm クライアントに入力するときに、この表記法に従う必要はありません。詳細は、セクション18.5.2「MySQL Cluster 管理クライアントのコマンド」を参照してください。

    ALL STATUS によって生成される出力は、データノードの起動速度、使用する MySQL Cluster ソフトウェアのリリースバージョン番号、およびその他の要因によって、ここに示すものと異なる可能性があります。重要なのは、両方のデータノードの起動を確認したときに、SQL ノードの起動準備が整うことです。

    ndb_mgm.exe は実行したままにできます。MySQL Cluster のパフォーマンスに悪影響を与えることはありません。次のステップではこれを使用して、起動した SQL ノードがクラスタに接続したか確認します。

  4. SQL ノードホストとして指定したコンピュータで、コンソールウィンドウを開き、MySQL Cluster バイナリを解凍したディレクトリ (この例に従っている場合、これは C:\mysql\bin です) に移動します。

    SQL ノードを起動するには、ここに示すように、コマンド行で mysqld.exe を起動します。

    C:\mysql\bin> mysqld --console

    --console オプションによって、コンソールにロギング情報が書き込まれます。これは問題が発生したときに役立つことがあります。(SQL ノードが問題なく実行されていることを確認できたら、SQL ノードを停止してから --console オプションを指定せずに起動すると、ロギングが通常どおり実行されるようになります。)

    管理ノードホストの管理クライアント (ndb_mgm.exe) が実行されているコンソールウィンドウで、SHOW コマンドを入力します。ここに示すような出力が生成されます。

    ndb_mgm> SHOW
    Connected to Management Server at: localhost:1186
    Cluster Configuration
    ---------------------
    [ndbd(NDB)]     2 node(s)
    id=2    @192.168.0.30  (Version: 5.6.22-ndb-7.4.4, Nodegroup: 0, *)
    id=3    @192.168.0.40  (Version: 5.6.22-ndb-7.4.4, Nodegroup: 0)
    
    [ndb_mgmd(MGM)] 1 node(s)
    id=1    @192.168.0.10  (Version: 5.6.22-ndb-7.4.4)
    
    [mysqld(API)]   1 node(s)
    id=4    @192.168.0.20  (Version: 5.6.22-ndb-7.4.4)

    また、SQL ノードが MySQL Cluster に接続されているか確認するには、mysql クライアント (mysql.exe) で SHOW ENGINE NDB STATUS ステートメントを使用します。

これで、MySQL Cluster の NDBCLUSTER ストレージエンジンを使用してデータベースオブジェクトとデータを操作する準備ができました。詳細と例については、セクション18.2.6「テーブルとデータを含む MySQL Cluster の例」を参照してください。

ndb_mgmd.exendbd.exe、および ndbmtd.exe を Windows サービスとしてインストールすることもできます。これを行う方法については、セクション18.2.3.4「Windows サービスとしての MySQL Cluster プロセスのインストール」を参照してください)。