すべての MySQL Cluster プログラムは、次の例外を除き、このセクションで説明しているオプションを受け入れます。
mysqld
ndb_print_backup_file
ndb_print_schema_file
ndb_print_sys_file
以前のバージョンの MySQL Cluster のユーザーは、これらのオプションの一部が相互に整合性を保つように、および mysqld と整合性を保つように変更されていることに留意してください。プログラムでサポートされるオプションのリストを表示するには、MySQL Cluster プログラム (ndb_print_backup_file、ndb_print_schema_file、および ndb_print_sys_file を除く) で --help
オプションを使用できます。
次の表のオプションは、すべての MySQL Cluster 実行可能ファイル (このセクションで前述したものを除く) に共通しています。
表 18.97 この表は、すべての MySQL Cluster プログラムに共通するコマンド行オプションについて説明しています
形式 | 説明 | 追加または削除 |
---|---|---|
ヘルプメッセージを表示して終了 |
すべての MySQL 5.6 ベースリリース |
|
|
ndb_mgmd に接続するための接続文字列を設定します。構文: [nodeid=<id>;][host=]<hostname>[:<port>]NDB_CONNECTSTRING または my.cnf に指定されているエントリをオーバーライドします。 |
すべての MySQL 5.6 ベースリリース |
管理サーバーに接続するためのホスト (およびポート (必要な場合)) を設定します |
すべての MySQL 5.6 ベースリリース |
|
このノードのノード ID を設定します |
すべての MySQL 5.6 ベースリリース |
|
トランザクションのためのノードをより最適な方法で選択します |
すべての MySQL 5.6 ベースリリース |
|
文字セットがインストールされているディレクトリ |
すべての MySQL 5.6 ベースリリース |
|
デバッグ呼び出しからの出力を有効にします。デバッグを有効にしてコンパイルされたバージョンにのみ使用できます |
すべての MySQL 5.6 ベースリリース |
|
エラー時にコアを書き出します (デバッグ用ビルドでは TRUE にデフォルト設定されます) |
すべての MySQL 5.6 ベースリリース |
|
バージョン情報を出力して終了します |
すべての MySQL 5.6 ベースリリース |
個別の MySQL Cluster プログラムに固有のオプションについては、セクション18.4「MySQL Cluster プログラム」を参照してください。
MySQL Cluster に関連する mysqld のオプションについては、セクション18.3.4.2「MySQL Cluster 用の MySQL Server オプション」を参照してください。
-
コマンド行形式 --help
--usage
使用可能なコマンドオプションの説明の短いリストを出力します。
-
コマンド行形式 --character-sets-dir=path
型 ファイル名 デフォルト 文字セット情報を探す場所をプログラムに通知します。
-
--ndb-connectstring=
、connect_string
--connect-string=
、connect_string
-c
connect_string
コマンド行形式 --ndb-connectstring=connectstring
--connect-string=connectstring
型 文字列 デフォルト localhost:1186
このオプションには、次に示すようにアプリケーションが接続する管理サーバーを指定する MySQL Cluster 接続文字列を指定します。
shell> ndbd --ndb-connectstring="nodeid=2;host=ndb_mgmd.mysql.com:1186"
詳細は、セクション18.3.2.3「MySQL Cluster の接続文字列」を参照してください。
-
コマンド行形式 --core-file
型 ブール デフォルト FALSE
プログラムが停止した場合、コアファイルが出力されます。コアファイルの名前および場所はシステムによって異なります(Linux 上で実行されている MySQL Cluster プログラムノードの場合、デフォルトの場所はプログラムの作業ディレクトリであり、データノードの場合は、ノードの
DataDir
です)。一部のシステムでは、制限がある場合があります。たとえば、サーバーを起動する前に ulimit -c unlimited を実行する必要がある場合があります。詳細は、システムのドキュメントを参照してください。MySQL Cluster が configure に
--debug
オプションを使用してビルドされた場合、--core-file
がデフォルトで有効になります。通常のビルドの場合、デフォルトでは--core-file
は無効にされています。 -
コマンド行形式 --debug=options
型 文字列 デフォルト d:t:O,/tmp/ndb_restore.trace
このオプションは、デバッグを有効にしてコンパイルしたバージョンにのみ使用できます。mysqld プロセスの場合と同様に、デバッグ呼び出しからの出力を有効にするために使用します。
-
コマンド行形式 --ndb-mgmd-host=host[:port]
型 文字列 デフォルト localhost:1186
プログラムに接続される単一の管理サーバーのホストとポート番号の設定に使用できます。プログラムが接続情報に複数の管理サーバーのノード ID または参照 (あるいはその両方) を必要とする場合は、
--ndb-connectstring
オプションを代わりに使用します。 -
コマンド行形式 --ndb-nodeid=#
型 数値 デフォルト 0
このノードの MySQL Cluster ノード ID を設定します。許可される値の範囲は、ノードのタイプ (データ、管理、または API) および MySQL Cluster ソフトウェアのバージョンによって異なります。詳細は、セクション18.1.6.2「MySQL Cluster の制限と標準の MySQL の制限との違い」を参照してください。
-
--ndb-optimized-node-selection
コマンド行形式 --ndb-optimized-node-selection
型 ブール デフォルト TRUE
トランザクションのためのノードの選択を最適化します。デフォルトで有効。
-
コマンド行形式 --version
実行可能ファイルの MySQL Cluster バージョン番号を出力します。すべてのバージョンを一緒に使用できるとはかぎらないため、バージョン番号が重要になります。MySQL Cluster 起動処理では、使用されるバイナリのバージョンが同じクラスタ内で共存できるかどうかが検証されます。これは MySQL Cluster のオンライン (ローリング) ソフトウェアアップグレードまたはダウングレードを実行する場合にも重要です。
詳細は、セクション18.5.5「MySQL Cluster のローリング再起動の実行」を参照してください。