このテーブルをクエリーすると、ndb_mgm クライアントで ALL REPORT MemoryUsage
コマンドによって提供されるものや、ALL DUMP 1000
によってログに記録されるものと同様の情報が提供されます。
次の表に、memoryusage
テーブルのカラムに関する情報を示します。この表には、各カラムの名前、データ型、および簡単な説明を示します。追加情報については、表のあとに示す注記で見つけることができます。
カラム名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
node_id |
整数 | このデータノードのノード ID。 |
memory_type |
文字列 |
Data memory または Index memory のいずれか、または (MySQL Cluster NDB 7.3.5 以降) Long message buffer 。 |
used |
整数 | このデータノードでデータメモリーまたはインデックスメモリーに現在使用されているバイト数。 |
used_pages |
整数 | このデータノードでデータメモリーまたはインデックスメモリーに現在使用されているページ数 (テキストを参照してください)。 |
total |
整数 | このデータノードに使用可能なデータメモリーまたはインデックスメモリーの合計バイト数 (テキストを参照してください)。 |
total_pages |
整数 | このデータノード上のデータメモリーまたはインデックスメモリーに使用可能なメモリーページの合計数 (テキストを参照してください)。 |
total
カラムは、特定のデータノード上の特定のリソース (データメモリーまたはインデックスメモリ) に使用可能なメモリーの合計量をバイト単位で表します。この数値は、config.ini
ファイル内の対応する構成パラメータの設定にほぼ等しいです。
クラスタにノード ID 5
と 6
を持つ 2 つのデータノードがあり、config.ini
ファイルに次が含まれると仮定します。
[ndbd default]
DataMemory = 1G
IndexMemory = 1G
さらに、LongMessageBuffer
構成パラメータの値をそのデフォルト (MySQL Cluster NDB 7.3.5 以降では 64M バイト) にすることが許可されていると仮定します。
次のクエリーでは、ほぼ同じ値が表示されます。
mysql> SELECT node_id, memory_type, total
> FROM ndbinfo.memoryusage;
+---------+---------------------+------------+
| node_id | memory_type | total |
+---------+---------------------+------------+
| 5 | Data memory | 1073741824 |
| 5 | Index memory | 1074003968 |
| 5 | Long message buffer | 67108864 |
| 6 | Data memory | 1073741824 |
| 6 | Index memory | 1074003968 |
| 6 | Long message buffer | 67108864 |
+---------+---------------------+------------+
6 rows in set (0.00 sec)
この場合、インデックスメモリーの total
カラムの値は、内部の丸め処理によって IndexMemory
の値セットよりもわずかに大きくなります。
used_pages
および total_pages
カラムでは、リソースがページ単位で計測されます。これらのサイズは、DataMemory
では 32K、IndexMemory
では 8K です。長いメッセージバッファーメモリーの場合、ページサイズは 256 バイトです。
MySQL Cluster NDB 7.3.5 以降では、このテーブルに長いメッセージバッファーの情報が見つかることがあります。旧バージョンの MySQL Cluster では、データメモリーとインデックスメモリーのみが含まれていました。