目次
- 2.1 一般的なインストールガイド
- 2.2 一般的なバイナリを使用した MySQL の Unix/Linux へのインストール
- 2.3 Microsoft Windows に MySQL をインストールする
- 2.3.1 Microsoft Windows 上での MySQL のインストールレイアウト
- 2.3.2 インストール用パッケージの選択
- 2.3.3 MySQL Installer を使用した MySQL の Microsoft Windows へのインストール
- 2.3.4 MySQL Notifier
- 2.3.5 非インストール Zip アーカイブを使用して Microsoft Windows に MySQL をインストールする
- 2.3.6 Microsoft Windows MySQL Server インストールのトラブルシューティング
- 2.3.7 Windows 上の MySQL をアップグレードする
- 2.3.8 Windows でのインストール後の手順
- 2.4 OS X に MySQL をインストールする
- 2.5 Linux に MySQL をインストールする
- 2.5.1 MySQL Yum リポジトリを使用して MySQL を Linux にインストールする
- 2.5.2 サードパーティーの MySQL 配布を MySQL Yum リポジトリを使用して置換する
- 2.5.3 MySQL APT リポジトリを使用して MySQL を Linux にインストールする
- 2.5.4 MySQL SLES リポジトリを使用して MySQL を Linux にインストールする
- 2.5.5 RPM パッケージを使用して MySQL を Linux にインストールする
- 2.5.6 オラクルからの Debian パッケージを使用して MySQL を Linux にインストールする
- 2.5.7 ネイティブソフトウェアリポジトリから MySQL を Linux にインストールする
- 2.6 Unbreakable Linux Network (ULN) を使用した MySQL のインストール
- 2.7 Solaris および OpenSolaris に MySQL をインストールする
- 2.8 FreeBSD に MySQL をインストールする
- 2.9 ソースから MySQL をインストールする
- 2.10 インストール後のセットアップとテスト
- 2.11 MySQL のアップグレードとダウングレード
- 2.12 環境変数
- 2.13 Perl のインストールに関する注釈
この章では MySQL の取得とインストールの方法を説明します。最初に手順の概要を、後半のセクションで詳細を説明します。MySQL をはじめてインストールするのではなく、現行のバージョンの MySQL を新しいバージョンにアップグレードする場合は、セクション2.11.1「MySQL のアップグレード」 を参照してください。アップグレードの手順およびアップグレード前に考慮すべき問題点に関する情報を記載しています。
別のデータベースシステムから MySQL に移行する場合には セクションA.8「MySQL 5.6 FAQ: 移行」 を参照してください。この資料に中には、移行の問題に関する一般的な質問に対する解答が含まれています。
MySQL のインストールは、一般に次の手順に従います。
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使用しているプラットフォームで MySQL が動作し、サポートされているかどうかを判断します。
どのプラットフォームも同じように MySQL の実行に適しているわけではありません。また、MySQL が動作するといわれているプラットフォームのすべてをオラクル社が公式にサポートしているわけでもありません。
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インストールする配布を選択します。
MySQL には使用可能なバージョンがいくつかあり、ほとんどが複数の配布形式で使用可能です。バイナリ (コンパイル済み) プログラムあるいはソースコードを含むパッケージ済み配布を選択できます。不確かな場合にはバイナリ配布をご使用ください。また、弊社の最新の開発に興味があり、新しいコードのテストにご協力頂ける方に最新のソースツリーを公開しています。どのバージョンのどの配布を選択したらよいかは セクション2.1.2「インストールする MySQL のバージョンと配布の選択」 を参照してください。
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インストールする配布をダウンロードします。
その手順は、セクション2.1.3「MySQL の取得方法」 を参照してください。配布の完全性を確認するには、セクション2.1.4「MD5 チェックサムまたは GnuPG を用いたパッケージの完全性の確認」 の指示に従ってください。
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配布をインストールします。
MySQL をバイナリの配布からインストールするには、セクション2.2「一般的なバイナリを使用した MySQL の Unix/Linux へのインストール」 を参照してください。
MySQL をソースの配布からインストールする、あるいは現在の開発ソースツリーからインストールする場合は、セクション2.9「ソースから MySQL をインストールする」 を参照してください。
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インストール後のセットアップが必要な場合は実行します。
MySQL のインストール後に、MySQL サーバーが正しく動作していることを確認するには、セクション2.10「インストール後のセットアップとテスト」 を参照してください。セクション2.10.2「最初の MySQL アカウントのセキュリティー設定」 の情報も参照してください。このセクションでは、MySQL 初期アカウントの安全性確保の方法を説明します。ユーザーがパスワードを割り当てるまで、このアカウントにはパスワードがありません。このセクションはバイナリ配布およびソース配布の MySQL のインストールの両方に適用されます。
MySQL のベンチマークスクリプトを実行する場合、Perl の MySQL サポートが必要になります。セクション2.13「Perl のインストールに関する注釈」 を参照してください。
さまざまなプラットフォームおよび環境での MySQL のインストール手順は、プラットフォーム別に提供されます。
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Unix、Linux、FreeBSD
一般的なバイナリ (たとえば、
.tar.gz
パッケージ) を使用して MySQL をほとんどの Linux および Unix プラットフォームにインストールする手順は、セクション2.2「一般的なバイナリを使用した MySQL の Unix/Linux へのインストール」 を参照してください。MySQL をすべてソースコード配布またはソースコードリポジトリからビルドする場合の詳細は、セクション2.9「ソースから MySQL をインストールする」を参照してください。
インストール、構成、およびソースからのビルドに関するプラットフォーム固有のヘルプは、対応するプラットフォームのセクションを参照してください。
Linux (配布固有の方法を含む) は、セクション2.5「Linux に MySQL をインストールする」 を参照してください。
Solaris および OpenSolaris (PKG および IPS 形式を含む) は、セクション2.7「Solaris および OpenSolaris に MySQL をインストールする」 を参照してください。
IBM AIX は、セクション2.7「Solaris および OpenSolaris に MySQL をインストールする」 を参照してください。
FreeBSD は、セクション2.8「FreeBSD に MySQL をインストールする」 を参照してください。
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Microsoft Windows
バイナリ zip または MSI パッケージを使用して、MySQL を Microsoft Windows にインストールする方法については、 セクション2.3「Microsoft Windows に MySQL をインストールする」 を参照してください。
Microsoft Visual Studio を使用して MySQL をソースコードからビルドする方法の詳細は、セクション2.9「ソースから MySQL をインストールする」 を参照してください。
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OS X
OS X のインストール (バイナリパッケージおよびネイティブ PKG 形式の両方の使用を含む) の詳細は、セクション2.4「OS X に MySQL をインストールする」 を参照してください。
MySQL 起動アイテムを使用して MySQL を自動的に起動および停止する方法の詳細は、セクション2.4.4「MySQL 起動アイテムのインストール」 を参照してください。
MySQL Preference Pane については、セクション2.4.5「MySQL Preference Pane のインストールと使用」 を参照してください。