クラスタをシャットダウンするには、管理ノードをホストしているマシン上のシェルで次のコマンドを入力します。
shell> ndb_mgm -e shutdown
この -e
オプションは、シェルから ndb_mgm クライアントにコマンドを渡すために使用されます。(このオプションの詳細は、セクション18.4.27「MySQL Cluster プログラムに共通するオプション — MySQL Cluster プログラムに共通するオプション」を参照してください。)このコマンドによって、ndb_mgm、ndb_mgmd、およびすべての ndbd または ndbmtd プロセスが適切な方法で終了します。SQL ノードは mysqladmin shutdown およびその他の方法で終了できます。Windows プラットフォームでは、SQL ノードを Windows サービスとしてインストールした場合に NET STOP MYSQL を使用できます。
Unix プラットフォームでクラスタを再起動するには、次のコマンドを実行します。
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管理ホスト (このセットアップ例では
192.168.0.10
):shell> ndb_mgmd -f /var/lib/mysql-cluster/config.ini
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個々のデータノードホスト (
192.168.0.30
および192.168.0.40
):shell> ndbd
ndb_mgm クライアントを使用して、両方のデータノードが正常に起動したか確認します。
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SQL ホスト (
192.168.0.20
):shell> mysqld_safe &
Windows プラットフォームでは、すべての MySQL Cluster プロセスをデフォルトのサービス名を使用して Windows サービスとしてインストールした場合に (セクション18.2.3.4「Windows サービスとしての MySQL Cluster プロセスのインストール」を参照してください)、次のようにクラスタを再起動できます。
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管理ホスト (このセットアップ例では
192.168.0.10
) で、次のコマンドを実行します。C:\> NET START ndb_mgmd
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個々のデータノードホスト (
192.168.0.30
および192.168.0.40
) で、次のコマンドを実行します。C:\> NET START ndbd
管理ノードホストで、ndb_mgm クライアントを使用して管理ノードと両方のデータノードが正常に起動したか確認します (セクション18.2.3.3「Windows での MySQL Cluster の初期起動」を参照してください)。
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SQL ノードホスト (
192.168.0.20
) で、次のコマンドを実行します。C:\> NET START mysql
本番設定では、通常、クラスタを完全にシャットダウンすることは望ましくありません。多くの場合、構成変更やクラスタのハードウェアまたはソフトウェア (あるいはその両方) のアップグレードを実行して個々のホストマシンをシャットダウンする必要が生じた場合でも、クラスタのローリング再起動を実行することで、クラスタ全体をシャットダウンせずに処理を完了できます。この実行方法の詳細は、セクション18.5.5「MySQL Cluster のローリング再起動の実行」を参照してください。