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ndb_select_all
は、NDB
テーブルのすべての行を stdout
に出力します。
使用法
ndb_select_all -c connection_string tbl_name -d db_name [> file_name]
次のテーブルに、NDB Cluster ネイティブバックアップリストアプログラム ndb_select_all に固有のオプションを示します。 追加説明が表のあとにあります。 ほとんどの NDB Cluster プログラム (ndb_select_all を含む) に共通のオプションについては、セクション23.4.32「NDB Cluster プログラムに共通のオプション — NDB Cluster プログラムに共通のオプション」 を参照してください。
表 23.43 プログラムで使用されるコマンドライン・オプション ndb_select_all
形式 | 説明 | 追加、非推奨、または削除された |
---|---|---|
テーブルが見つかったデータベースの名前 | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
並列性の度合い | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
ロックタイプ | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
この名前を持つインデックスに従って結果セットをソート | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
結果セットを降順でソート (--order が必要) | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
ヘッダーを出力します (出力でヘッダーを無効にするには 0|FALSE を設定します) | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
数値を 16 進形式で出力します | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
カラムデリミタの設定 | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
ディスク参照を出力します (インデックスが設定されていないカラムを持つディスクデータテーブルでのみ役に立ちます) | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
印刷行 ID | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
出力に GCI を含めます | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
出力に GCI および行エポックを含めます | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
TUP 順序でスキャンします | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
|
テーブルカラムデータを出力しません | (MySQLに基づくすべてのNDBリリースでサポート 8.0) |
-
テーブルが見つかるデータベースの名前。 デフォルト値は
TEST_DB
です。 -
並列の度合いを指定します。
-
--lock=
,lock_type
-l
lock_type
テーブルを読み取るときにロックを適用します。
lock_type
に指定できる値を次に示します。0
: 読み取りロック1
: ホールド付きの読み取りロック2
: 排他的読み取りロック
このオプションにはデフォルト値はありません。
-
--order=
,index_name
-o
index_name
index_name
という名前のインデックスの順序で出力します。注記これは、カラムではなくインデックスの名前です。インデックスは、作成時に明示的に名前が付けられている必要があります。
-
出力を降順でソートします。 このオプションは、
-o
(--order
) オプションを指定した場合にのみ使用できます。 -
出力からカラムヘッダーを除外します。
-
すべての数値を 16 進数形式で表示します。 これは文字列または日時値に含まれている数値の出力には影響しません。
-
--delimiter=
,character
-D
character
character
をカラム区切り文字として使用します。 この区切り文字で区切られるのはテーブルデータカラムのみです。デフォルトの区切り文字はタブ文字です。
-
出力にディスクリファレンスカラムを追加します。 このカラムが空でないのは、インデックスが設定されていないカラムを持つディスクデータテーブルの場合だけです。
-
行が保存されるフラグメントに関する情報を示す
ROWID
カラムを追加します。 -
各行が最後に更新されたグローバルチェックポイントを示す
GCI
カラムを出力に追加します。 チェックポイントに関する詳細は、セクション23.1「NDB Cluster の概要」およびセクション23.5.3.2「NDB Cluster ログイベント」を参照してください。 -
各行が最後に更新されたグローバルチェックポイントおよびこの更新が発生したエポックの数を示す
ROW$GCI64
カラムを出力に追加します。 -
タプルの順序でテーブルをスキャンします。
-
テーブルデータを省きます。
出力例
MySQL SELECT
ステートメントからの出力:
mysql> SELECT * FROM ctest1.fish;
+----+-----------+
| id | name |
+----+-----------+
| 3 | shark |
| 6 | puffer |
| 2 | tuna |
| 4 | manta ray |
| 5 | grouper |
| 1 | guppy |
+----+-----------+
6 rows in set (0.04 sec)
同等の ndb_select_all 呼び出しからの出力:
shell> ./ndb_select_all -c localhost fish -d ctest1
id name
3 [shark]
6 [puffer]
2 [tuna]
4 [manta ray]
5 [grouper]
1 [guppy]
6 rows returned
NDBT_ProgramExit: 0 - OK
ndb_select_all
の出力では、すべての文字列値が大カッコ
([
...]
)
で囲まれています。
別の例として、次に示すように作成および移入されたテーブルを考えてみます:
CREATE TABLE dogs (
id INT(11) NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(25) NOT NULL,
breed VARCHAR(50) NOT NULL,
PRIMARY KEY pk (id),
KEY ix (name)
)
TABLESPACE ts STORAGE DISK
ENGINE=NDBCLUSTER;
INSERT INTO dogs VALUES
('', 'Lassie', 'collie'),
('', 'Scooby-Doo', 'Great Dane'),
('', 'Rin-Tin-Tin', 'Alsatian'),
('', 'Rosscoe', 'Mutt');
ほかのいくつかの ndb_select_all オプションの使用方法を次に示します。
shell> ./ndb_select_all -d ctest1 dogs -o ix -z --gci --disk
GCI id name breed DISK_REF
834461 2 [Scooby-Doo] [Great Dane] [ m_file_no: 0 m_page: 98 m_page_idx: 0 ]
834878 4 [Rosscoe] [Mutt] [ m_file_no: 0 m_page: 98 m_page_idx: 16 ]
834463 3 [Rin-Tin-Tin] [Alsatian] [ m_file_no: 0 m_page: 34 m_page_idx: 0 ]
835657 1 [Lassie] [Collie] [ m_file_no: 0 m_page: 66 m_page_idx: 0 ]
4 rows returned
NDBT_ProgramExit: 0 - OK