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23.2.6 NDB Cluster の安全なシャットダウンと再起動

クラスタをシャットダウンするには、管理ノードをホストしているマシン上のシェルで次のコマンドを入力します。

shell> ndb_mgm -e shutdown

この -e オプションは、シェルから ndb_mgm クライアントにコマンドを渡すために使用されます。 (このオプションの詳細は、セクション23.4.32「NDB Cluster プログラムに共通のオプション — NDB Cluster プログラムに共通のオプション」を参照してください。) このコマンドによって、ndb_mgm、ndb_mgmd、およびすべての ndbd または ndbmtd プロセスが適切な方法で終了します。 SQL ノードは mysqladmin shutdown およびその他の方法で終了できます。 Windows プラットフォームでは、SQL ノードが Windows サービスとしてインストールされている場合、SC STOP service_name または NET STOP service_name を使用できます。

Unix プラットフォームでクラスタを再起動するには、次のコマンドを実行します。

• 管理ホスト (このセットアップ例では 198.51.100.10):

  shell> ndb_mgmd -f /var/lib/mysql-cluster/config.ini

• 個々のデータノードホスト (198.51.100.30 および 198.51.100.40):

  shell> ndbd

• ndb_mgm クライアントを使用して、両方のデータノードが正常に起動したか確認します。

• SQL ホスト (198.51.100.20):

  shell> mysqld_safe &

Windows プラットフォームでは、デフォルトのサービス名 (セクション23.2.2.4「NDB Cluster プロセスを Windows サービスとしてインストール」 を参照) を使用してすべての NDB Cluster プロセスを Windows サービスとしてインストールしたと仮定すると、次のようにクラスタを再起動できます:

• 管理ホスト (このセットアップ例では 198.51.100.10) で、次のコマンドを実行します。

  C:\> SC START ndb_mgmd

• 個々のデータノードホスト (198.51.100.30 および 198.51.100.40) で、次のコマンドを実行します。

  C:\> SC START ndbd

• 管理ノードホストで、ndb_mgm クライアントを使用して管理ノードと両方のデータノードが正常に起動したか確認します (セクション23.2.2.3「Windows での NDB Cluster の初期起動」を参照してください)。

• SQL ノードホスト (198.51.100.20) で、次のコマンドを実行します。

  C:\> SC START mysql

本番設定では、通常、クラスタを完全にシャットダウンすることは望ましくありません。 多くの場合、構成変更やクラスタのハードウェアまたはソフトウェア (あるいはその両方) のアップグレードを実行して個々のホストマシンをシャットダウンする必要が生じた場合でも、クラスタのローリング再起動を実行することで、クラスタ全体をシャットダウンせずに処理を完了できます。 この実行方法の詳細は、セクション23.5.5「NDB Cluster のローリング再起動の実行」を参照してください。