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MySQL 8.0 リファレンスマニュアル
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23.5.14.11 ndbinfo counters テーブル

counters テーブルは、特定のカーネルブロックおよびデータノードに対する読み取りや書き込みなどのイベントの現在までの合計数を示します。 最近のノードの起動または再起動はカウントされません。ノードを起動または再起動すると、そのノード上のすべてのカウンタがリセットされます。 すべてのカーネルブロックですべてのタイプのカウンタを使用しているとはかぎりません。

counters テーブルには、次のカラムがあります:

  • node_id

    データノード ID

  • block_name

    関連付けられた NDB カーネルブロックの名前 (NDB Kernel Blocksを参照してください)。

  • block_instance

    ブロックインスタンス

  • counter_id

    カウンタの内部 ID 番号。通常は 1 から 10 までの整数。

  • counter_name

    カウンタの名前。 各カウンタが関連付けられている個々のカウンタおよび NDB カーネルブロックの名前については、テキストを参照してください。

  • val

    カウンタの値

メモ

各カウンタは、特定の NDB カーネルブロックに関連付けられています。

OPERATIONS カウンタは、DBLQH (ローカルクエリーハンドラ) カーネルブロックに関連付けられます。 主キーの読み取りは、主キーの更新と同様に、1 操作としてカウントされます。 読み取りの場合、DBTC での操作ごとに DBLQH での操作が 1 回発生します。 書込みの場合、フラグメントレプリカごとに 1 つの操作がカウントされます。

ATTRINFO, TRANSACTIONS, COMMITS, READS, LOCAL_READS, SIMPLE_READS, WRITES, LOCAL_WRITES, ABORTS, TABLE_SCANS および RANGE_SCANS カウンタは、DBTC (トランザクション座標) カーネルブロックに関連付けられています。

LOCAL_WRITES および LOCAL_READS は、レコードのプライマリフラグメントレプリカも保持するノードでトランザクションコーディネータを使用する主キー操作です。

READS カウンタには、すべての読み取りが含まれます。 LOCAL_READS には、このトランザクションコーディネータと同じノード上のプライマリフラグメントレプリカの読取りのみが含まれます。 SIMPLE_READS には、読取り操作が特定のトランザクションの開始および終了操作である読取りのみが含まれます。 単純読取りではロックは保持されませんが、ロックはトランザクションの一部であり、ロックを含むトランザクションによって行われたコミットされていない変更は監視されますが、コミットされていない他のトランザクションは監視されません。 このような読取りは TC ブロックの観点からの「シンプル」です。ロックは保持されないため、永続的ではなく、DBTC が関連する LQH ブロックにルーティングすると、それらの状態は保持されません。

ATTRINFO には、解釈済みプログラムがデータノードに送信される回数のカウントが保持されます。 NDB カーネルの ATTRINFO メッセージについての詳細は、NDB Protocol Messagesを参照してください。

LOCAL_TABLE_SCANS_SENT, READS_RECEIVED, PRUNED_RANGE_SCANS_RECEIVED, RANGE_SCANS_RECEIVED, LOCAL_READS_SENT, CONST_PRUNED_RANGE_SCANS_RECEIVED, LOCAL_RANGE_SCANS_SENT, REMOTE_READS_SENT, REMOTE_RANGE_SCANS_SENT, READS_NOT_FOUND, SCAN_BATCHES_RETURNED, TABLE_SCANS_RECEIVED および SCAN_ROWS_RETURNED カウンタは、DBSPJ (選択プッシュダウン結合) カーネルブロックに関連付けられています。

block_name および block_instance カラムはそれぞれ、適用可能な NDB カーネルブロック名とインスタンス番号を提供します。 これらを使用して、threadblocks テーブルから特定のスレッドに関する情報を取得できます。

このような問題のトラブルシューティングを行う際に、いくつかのカウンタによってトランスポータの過負荷および送信バッファーのサイズに関する情報が提供されます。 LQH インスタンスごとに、次のリストに示す各カウンタのインスタンスが 1 つ存在します。

  • LQHKEY_OVERLOAD: トランスポータの過負荷が原因で、LQH ブロックインスタンスで拒否された主キーリクエストの数

  • LQHKEY_OVERLOAD_TC: TC ノードのトランスポータが過負荷状態になった LQHKEY_OVERLOAD のインスタンス数

  • LQHKEY_OVERLOAD_READER: API リーダー (読み取り専用) ノードが過負荷状態になった LQHKEY_OVERLOAD のインスタンス数。

  • LQHKEY_OVERLOAD_NODE_PEER: 次のバックアップデータノード (書き込み専用) が過負荷状態になった LQHKEY_OVERLOAD のインスタンス数

  • LQHKEY_OVERLOAD_SUBSCRIBER: イベントサブスクライバ (書き込み専用) が過負荷状態になった LQHKEY_OVERLOAD のインスタンス数。

  • LQHSCAN_SLOWDOWNS: スキャン中の API トランスポータの過負荷が原因で、フラグメントスキャンのバッチサイズが減少したインスタンスの数。