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MySQL 5.6 リファレンスマニュアル
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13.6.7.2 DECLARE ... HANDLER 構文

DECLARE handler_action HANDLER
    FOR condition_value [, condition_value] ...
    statement

handler_action:
    CONTINUE
  | EXIT
  | UNDO

condition_value:
    mysql_error_code
  | SQLSTATE [VALUE] sqlstate_value
  | condition_name
  | SQLWARNING
  | NOT FOUND
  | SQLEXCEPTION

DECLARE ... HANDLER ステートメントは、1 つ以上の条件を処理するハンドラを指定します。これらの条件のいずれかが発生した場合は、指定された statement が実行されます。statementSET var_name = value などの単純なステートメントでも、BEGINEND を使用して記述された複合ステートメントでもかまいません (セクション13.6.1「BEGIN ... END 複合ステートメント構文」を参照してください)。

ハンドラ宣言は、変数または条件宣言のあとに指定する必要があります。

handler_action 値は、ハンドラステートメントの実行後にハンドラがどのようなアクションを実行するかを示します。

  • CONTINUE: 現在のプログラムの実行が続行されます。

  • EXIT: このハンドラが宣言されている BEGIN ... END 複合ステートメントの実行が終了します。これは、この条件が内側のブロックで発生した場合にも当てはまります。

  • UNDO: サポートされていません。

DECLARE ... HANDLERcondition_value は、このハンドラをアクティブ化する具体的な条件または条件のクラスを示します。

  • MySQL エラーコード (番号) または SQLSTATE 値 (5 文字の文字列リテラル)。MySQL エラーコード 0 または '00' で始まる SQLSTATE 値は、エラー条件ではなく成功を示すため、使用すべきではありません。MySQL エラーコードおよび SQLSTATE 値のリストについては、セクションB.3「サーバーのエラーコードおよびメッセージ」を参照してください。

  • 以前に DECLARE ... CONDITION で指定された条件名。条件名は MySQL エラーコードまたは SQLSTATE 値に関連付けることができます。セクション13.6.7.1「DECLARE ... CONDITION 構文」を参照してください。

  • SQLWARNING は、'01' で始まる SQLSTATE 値のクラスの短縮形です。

  • NOT FOUND は、'02' で始まる SQLSTATE 値のクラスの短縮形です。これは、カーソルのコンテキストに関係しており、カーソルがデータセットの最後に達したときの動作を制御するために使用します。それ以上の行を取得できない場合は、SQLSTATE 値 '02000' で「データなし」状況が発生します。この状況を検出するには、その状況 (または、NOT FOUND 状況) のハンドラを設定できます。例については、セクション13.6.6「カーソル」を参照してください。この状況は、行が取得されない SELECT ... INTO var_list ステートメントでも発生します。

  • SQLEXCEPTION は、'00''01'、または '02' で始まらない SQLSTATE 値のクラスの短縮形です。

条件が発生したときにサーバーがハンドラを選択する方法については、セクション13.6.7.6「ハンドラのスコープに関するルール」を参照してください。

対応するハンドラが宣言されていない条件が発生した場合、実行されるアクションはその条件のクラスによって異なります。

  • SQLEXCEPTION 条件の場合は、EXIT ハンドラが存在するかのように、ストアドプログラムはその条件を発生させたステートメントで終了します。そのプログラムが別のストアドプログラムから呼び出されていた場合は、呼び出し元プログラムが、独自のハンドラに適用されるハンドラ選択ルールを使用してその条件を処理します。

  • SQLWARNING 条件の場合は、CONTINUE ハンドラが存在するかのように、プログラムは実行を続行します。

  • NOT FOUND 条件では、その条件が正常に発生した場合、アクションは CONTINUE です。SIGNAL または RESIGNAL によって発生した場合、アクションは EXIT です。

次の例では、重複キーエラーに対して発生する SQLSTATE '23000' のハンドラを使用します。

mysql> CREATE TABLE test.t (s1 INT, PRIMARY KEY (s1));
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)

mysql> delimiter //

mysql> CREATE PROCEDURE handlerdemo ()
    -> BEGIN
    ->   DECLARE CONTINUE HANDLER FOR SQLSTATE '23000' SET @x2 = 1;
    ->   SET @x = 1;
    ->   INSERT INTO test.t VALUES (1);
    ->   SET @x = 2;
    ->   INSERT INTO test.t VALUES (1);
    ->   SET @x = 3;
    -> END;
    -> //
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)

mysql> CALL handlerdemo()//
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)

mysql> SELECT @x//
    +------+
    | @x   |
    +------+
    | 3    |
    +------+
    1 row in set (0.00 sec)

このプロシージャーの実行後、@x3 になっていることを確認してください。これは、エラーが発生したあと、プロシージャーの最後まで実行が続行されたことを示しています。DECLARE ... HANDLER ステートメントが存在しなかったとすると、PRIMARY KEY 制約のために 2 番目の INSERT が失敗したあとに MySQL はデフォルトのアクション (EXIT) を実行するため、SELECT @x2 を返していました。

条件を無視するには、その条件の CONTINUE ハンドラを宣言し、それを空のブロックに関連付けます。例:

DECLARE CONTINUE HANDLER FOR SQLWARNING BEGIN END;

ブロックラベルのスコープには、そのブロック内で宣言されているハンドラのコードは含まれません。そのため、ハンドラに関連付けられたステートメントは、ITERATE または LEAVE を使用して、そのハンドラ宣言を囲むブロックのラベルを参照することができません。REPEAT ブロックに retry のラベルが含まれている次の例を考えてみます。

CREATE PROCEDURE p ()
BEGIN
  DECLARE i INT DEFAULT 3;
  retry:
    REPEAT
      BEGIN
        DECLARE CONTINUE HANDLER FOR SQLWARNING
          BEGIN
            ITERATE retry;    # illegal
          END;
        IF i < 0 THEN
          LEAVE retry;        # legal
        END IF;
        SET i = i - 1;
      END;
    UNTIL FALSE END REPEAT;
END;

retry ラベルは、そのブロック内の IF ステートメントのスコープ内にあります。CONTINUE ハンドラのスコープ内にはないため、そこでの参照は無効であり、エラーが発生します。

ERROR 1308 (42000): LEAVE with no matching label: retry

ハンドラ内の外側のラベルへの参照を回避するには、次の方法のいずれかを使用します。

  • このブロックを離れるには、EXIT ハンドラを使用します。ブロックのクリーンアップが必要ない場合は、BEGIN ... END ハンドラ本体を空にすることができます。

    DECLARE EXIT HANDLER FOR SQLWARNING BEGIN END;

    そうでない場合は、ハンドラ本体内にクリーンアップステートメントを配置します。

    DECLARE EXIT HANDLER FOR SQLWARNING
      BEGIN
        block cleanup statements
      END;
  • 実行を続行するには、CONTINUE ハンドラ内に、囲んでいるブロック内でチェックすることによってそのハンドラが呼び出されたかどうかを判定できるステータス変数を設定します。次の例では、この目的のために変数 done を使用します。

    CREATE PROCEDURE p ()
    BEGIN
      DECLARE i INT DEFAULT 3;
      DECLARE done INT DEFAULT FALSE;
      retry:
        REPEAT
          BEGIN
            DECLARE CONTINUE HANDLER FOR SQLWARNING
              BEGIN
                SET done = TRUE;
              END;
            IF done OR i < 0 THEN
              LEAVE retry;
            END IF;
            SET i = i - 1;
          END;
        UNTIL FALSE END REPEAT;
    END;

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