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MySQL 8.0 リファレンスマニュアル
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28.4.3.22 processlist ビューと x$processlist ビュー

MySQL プロセスリストには、サーバー内で実行されているスレッドのセットによって現在実行されている操作が示されます。 processlist および x$processlist ビューには、プロセス情報が要約されています。 これらは、SHOW PROCESSLIST ステートメントおよび INFORMATION_SCHEMA PROCESSLIST テーブルよりも完全な情報を提供し、非ブロック化も行います。 デフォルトでは、行はプロセス時間の降順および待機時間の降順でソートされます。 プロセス情報ソースの比較については、プロセス情報のソース を参照してください。

ここでのカラムの説明は簡単です。 詳細は、セクション27.12.19.10「スレッドテーブル」 のパフォーマンススキーマ threads テーブルの説明を参照してください。

processlist ビューと x$processlist ビューには、次のカラムがあります:

  • thd_id

    スレッド ID。

  • conn_id

    接続 ID。

  • user

    スレッドユーザーまたはスレッド名。

  • db

    スレッドのデフォルトのデータベース、何もない場合は NULL

  • command

    フォアグラウンドスレッドの場合、スレッドがクライアントのかわりに実行しているコマンドのタイプ、またはセッションがアイドル状態の場合は Sleep

  • state

    スレッドが行なっていることを示すアクション、イベント、または状態。

  • time

    スレッドが現在の状態になってからの秒数。

  • current_statement

    スレッドが実行しているステートメント、またはそれがどのステートメントも実行していない場合は NULL

  • statement_latency

    ステートメントが実行されている期間。

  • progress

    進捗レポートをサポートするステージで完了した作業の割合。 セクション28.3「sys スキーマ進捗レポート」を参照してください。

  • lock_latency

    現在のステートメントによるロックの待機に費やされた時間。

  • rows_examined

    現在のステートメントによってストレージエンジンから読み取られた行数。

  • rows_sent

    現行のステートメントによって戻された行数。

  • rows_affected

    現在のステートメントの影響を受ける行数。

  • tmp_tables

    現在のステートメントによって作成された内部インメモリー一時テーブルの数。

  • tmp_disk_tables

    現在のステートメントによって作成されたディスク上の内部一時テーブルの数。

  • full_scan

    現在のステートメントによって実行された全テーブルスキャンの数。

  • last_statement

    スレッドによって実行された最後のステートメント (現在実行中のステートメントまたは待機がない場合)。

  • last_statement_latency

    最後のステートメントが実行された時間。

  • current_memory

    スレッドによって割り当てられたバイト数。

  • last_wait

    スレッドの最新の待機イベントの名前。

  • last_wait_latency

    スレッドの最新の待機イベントの待機時間。

  • source

    イベントを生成したインストゥルメントされたコードを含むソースファイルおよび行番号。

  • trx_latency

    スレッドの現在のトランザクションの待機時間。

  • trx_state

    スレッドの現在のトランザクションの状態。

  • trx_autocommit

    現在のトランザクションの開始時に自動コミットモードが有効になっていたかどうか。

  • pid

    クライアントプロセス ID。

  • program_name

    クライアントプログラム名。