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MySQL サーバーによって管理される情報は、データディレクトリと呼ばれるディレクトリに格納されます。 次のリストでは、データディレクトリで通常検出される項目について簡単に説明し、追加情報の相互参照を示します:
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データディレクトリのサブディレクトリ。 データディレクトリの各サブディレクトリはデータベースディレクトリで、サーバーによって管理されるデータベースに対応しています。 すべての MySQL インストールには、特定の標準データベースがあります:
mysql
ディレクトリは、MySQL サーバーの実行時に必要な情報を含むmysql
システムスキーマに対応しています。 このデータベースには、データディクショナリテーブルおよびシステムテーブルが含まれます。 セクション5.3「mysql システムスキーマ」を参照してください。performance_schema
ディレクトリは、実行時にサーバーの内部実行を検査するために使用される情報を提供するパフォーマンススキーマに対応しています。 第27章「MySQL パフォーマンススキーマ」を参照してください。sys
ディレクトリは、パフォーマンススキーマ情報をより簡単に解釈できるように一連のオブジェクトを提供するsys
スキーマに対応しています。 第28章「MySQL sys スキーマ」を参照してください。ndbinfo
ディレクトリは、NDB Cluster に固有の情報を格納するndbinfo
データベースに対応します (NDB Cluster を含むように構築されたインストールにのみ存在します)。 セクション23.5.14「ndbinfo: NDB Cluster 情報データベース」を参照してください。
他のサブディレクトリは、ユーザーまたはアプリケーションによって作成されたデータベースに対応します。
注記INFORMATION_SCHEMA
は標準データベースですが、その実装では対応するデータベースディレクトリは使用されません。 サーバーによって書き込まれるログファイル。 セクション5.4「MySQL Server ログ」を参照してください。
InnoDB
のテーブルスペースおよびログファイル。 第15章「InnoDB ストレージエンジン」を参照してください。デフォルト/自動生成された SSL および RSA 証明書とキーファイル。 セクション6.3.3「SSL および RSA 証明書とキーの作成」を参照してください。
サーバープロセス ID ファイル (サーバーの実行中)。
永続化されたグローバルシステム変数設定を格納する
mysqld-auto.cnf
ファイル。 セクション13.7.6.1「変数代入の SET 構文」を参照してください。
前述のリストの一部のアイテムは、サーバーを再構成することで別の場所に再配置できます。 また、--datadir
オプションを使用すると、データディレクトリ自体の場所を変更できます。 特定の MySQL インストールについて、サーバー構成をチェックして、アイテムが移動されたかどうかを確認します。