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MySQL 8.0 リファレンスマニュアル
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5.6.3.1 スレッドプール要素

MySQL Enterprise Thread Pool は、次の要素で構成されます:

  • プラグインライブラリファイルは、スレッドプールコードのプラグインと、スレッドプール操作に関する情報を提供するいくつかの関連モニタリングテーブルを実装します:

    • MySQL 8.0.14 では、監視テーブルは「パフォーマンススキーマ」テーブルです。セクション27.12.16「パフォーマンススキーマスレッドプールテーブル」 を参照してください。

    • MySQL 8.0.14 より前は、監視テーブルは INFORMATION_SCHEMA テーブルです。セクション26.52「INFORMATION_SCHEMA スレッドプールテーブル」 を参照してください。

      INFORMATION_SCHEMA テーブルは非推奨になりました。将来のバージョンの MySQL で削除される予定です。 アプリケーションは、INFORMATION_SCHEMA テーブルから「パフォーマンススキーマ」テーブルに移行する必要があります。 たとえば、アプリケーションで次のクエリーを使用するとします:

      SELECT * FROM INFORMATION_SCHEMA.TP_THREAD_STATE;

      アプリケーションでは、かわりに次のクエリーを使用する必要があります:

      SELECT * FROM performance_schema.tp_thread_state;
    注記

    すべてのモニタリングテーブルをロードしない場合、一部またはすべての MySQL Enterprise Monitor スレッドプールグラフが空になる可能性があります。

    スレッドプールの仕組みの詳細については、セクション5.6.3.3「スレッドプール操作」を参照してください。

  • いくつかのシステム変数がスレッドプールに関連しています。 thread_handling システム変数は、サーバーがスレッドプールプラグインを正常にロードしたときに、loaded-dynamically の値になります。

    その他の関連するシステム変数はスレッドプールプラグインによって実装され、有効になっていないかぎり使用できません。 これらの変数の使用の詳細は、セクション5.6.3.3「スレッドプール操作」 および セクション5.6.3.4「スレッドプールのチューニング」 を参照してください。

  • パフォーマンススキーマには、スレッドプールに関する情報を公開するインストゥルメントがあり、操作パフォーマンスの調査に使用できます。 識別するには、次のクエリーを使用します:

    SELECT * FROM performance_schema.setup_instruments
    WHERE NAME LIKE '%thread_pool%';

    詳細については、第27章「MySQL パフォーマンススキーマを参照してください。