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MySQL 8.0 リファレンスマニュアル
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17.1.5.1 マルチソースレプリケーションの構成

マルチソースレプリケーショントポロジでは、少なくとも 2 つのソースと 1 つのレプリカが構成されている必要があります。 これらのチュートリアルでは、2 つのソース source1source2 およびレプリカ replicahost があると想定しています。 レプリカは、source1db1 および source2db2 の各ソースから 1 つのデータベースをレプリケートします。

マルチソースレプリケーショントポロジのソースは、GTID ベースのレプリケーションまたはバイナリログ位置ベースのレプリケーションのいずれかを使用するように構成できます。 GTID ベースのレプリケーションを使用してソースを構成する方法については、セクション17.1.3.4「GTID を使用したレプリケーションのセットアップ」 を参照してください。 ファイル位置ベースのレプリケーションを使用してソースを構成する方法は、セクション17.1.2.1「レプリケーションソース構成の設定」 を参照してください。

マルチソースレプリケーショントポロジのレプリカには、MySQL 8.0 のデフォルトであるレプリカ接続メタデータリポジトリおよびアプライヤメタデータリポジトリ用の TABLE リポジトリが必要です。 マルチソースレプリケーションは、非推奨の代替ファイルリポジトリと互換性がありません。

レプリカが接続に使用できるすべてのソースで適切なユーザーアカウントを作成します。 すべてのソースで同じアカウントを使用することも、それぞれで異なるアカウントを使用することもできます。 レプリケーションの目的にだけアカウントを作成する場合、そのアカウントには REPLICATION SLAVE 権限だけが必要です。 たとえば、レプリカ replicahost から接続できる新しいユーザー ted を設定するには、mysql クライアントを使用して各ソースで次のステートメントを発行します:

mysql> CREATE USER 'ted'@'replicahost' IDENTIFIED BY 'password';
mysql> GRANT REPLICATION SLAVE ON *.* TO 'ted'@'replicahost';

MySQL 8.0 からの新規ユーザーのデフォルト認証プラグインの詳細および重要な情報は、セクション17.1.2.3「レプリケーション用ユーザーの作成」 を参照してください。