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ここで説明する「パフォーマンススキーマ」テーブルは、MySQL 8.0.14 の時点で使用可能です。 MySQL 8.0.14 より前は、かわりに対応する INFORMATION_SCHEMA
テーブルを使用してください。セクション26.52.3「INFORMATION_SCHEMA TP_THREAD_STATE テーブル」 を参照してください。
tp_thread_state
テーブルには、接続を処理するためにスレッドプールによって作成されたスレッドごとに 1 つの行があります。
tp_thread_state
テーブルには、次のカラムがあります:
-
TP_GROUP_ID
スレッドグループ ID です。
-
TP_THREAD_NUMBER
スレッドグループ内のスレッドの ID です。
TP_GROUP_ID
とTP_THREAD_NUMBER
の組み合わせが、テーブル内での一意のキーになります。 -
PROCESS_COUNT
このスレッドを使用しているステートメントが現在実行している 10 ミリ秒間隔です。0 は実行しているステートメントがないことを示し、1 はステートメントが最初の 10 ミリ秒に存在していることを示す、というようになります。
-
WAIT_TYPE
スレッドの待機のタイプです。
NULL
はスレッドがブロックされていることを示します。 それ以外の場合、スレッドはthd_wait_begin()
の呼び出しによってブロックされ、値は待機のタイプを指定します。tp_thread_group_stats
テーブルの
カラムには、待機タイプごとにカウントが累積されます。xxx
_WAITWAIT_TYPE
値は、次の表に示すように、待機のタイプを記述した文字列です。表 27.3 tp_thread_state テーブルの WAIT_TYPE 値
待機タイプ 意味 THD_WAIT_SLEEP
スリープの待機 THD_WAIT_DISKIO
ディスク IO の待機 THD_WAIT_ROW_LOCK
行ロックの待機 THD_WAIT_GLOBAL_LOCK
グローバルロックの待機 THD_WAIT_META_DATA_LOCK
メタデータロックの待機 THD_WAIT_TABLE_LOCK
テーブルロックの待機 THD_WAIT_USER_LOCK
ユーザーロックの待機 THD_WAIT_BINLOG
binlog の待機 THD_WAIT_GROUP_COMMIT
グループコミットの待機 THD_WAIT_SYNC
fsync の待機
tp_thread_state
テーブルには次のインデックスがあります:
(
TP_GROUP_ID
、TP_THREAD_NUMBER
) の一意インデックス
TRUNCATE TABLE
は、tp_thread_state
テーブルに対して許可されていません。