サーバーには、その操作についての情報を提供する多くのステータス変数が保持されています。これらの変数およびその値は、SHOW [GLOBAL | SESSION] STATUS
ステートメントを使用して表示できます (セクション13.7.5.36「SHOW STATUS 構文」を参照してください)。オプションの GLOBAL
キーワードはすべての接続にわたって値を集計し、SESSION
は現在の接続についての値を表示します。
mysql> SHOW GLOBAL STATUS;
+-----------------------------------+------------+
| Variable_name | Value |
+-----------------------------------+------------+
| Aborted_clients | 0 |
| Aborted_connects | 0 |
| Bytes_received | 155372598 |
| Bytes_sent | 1176560426 |
...
| Connections | 30023 |
| Created_tmp_disk_tables | 0 |
| Created_tmp_files | 3 |
| Created_tmp_tables | 2 |
...
| Threads_created | 217 |
| Threads_running | 88 |
| Uptime | 1389872 |
+-----------------------------------+------------+
多くのステータス変数は、FLUSH STATUS
ステートメントで 0 にリセットされます。
次の表には使用可能なすべてのサーバーステータス変数がリストされています。
表 5.5 ステータス変数のサマリー
ステータス変数には次の意味があります。MySQL Cluster に固有のステータス変数の意味については、セクション18.3.4.4「MySQL Cluster のステータス変数」を参照してください。
-
クライアントが接続を適切に閉じることなく終了したため中止された接続の数。セクションB.5.2.11「通信エラーおよび中止された接続」を参照してください。
-
MySQL Server への接続に失敗した試行数。セクションB.5.2.11「通信エラーおよび中止された接続」を参照してください。
接続に関する追加情報については、
Connection_errors_
ステータス変数およびxxx
host_cache
テーブルを確認してください。 -
一時バイナリログキャッシュを使用したが、
binlog_cache_size
の値を超えたため、一時ファイルを使用してトランザクションからのステートメントを保管したトランザクション数。バイナリログトランザクションキャッシュがディスクに書き込まれた非トランザクションステートメントの数は、
Binlog_stmt_cache_disk_use
ステータス変数で別途追跡されます。 -
バイナリログキャッシュを使用したトランザクション数。
-
バイナリログステートメントキャッシュを使用したが、
binlog_stmt_cache_size
の値を超えたため、一時ファイルを使用してこれらのステートメントを保管した、非トランザクションステートメントの数。 -
バイナリログステートメントキャッシュを使用した非トランザクションステートメントの数。
-
すべてのクライアントから受信したバイト数。
-
すべてのクライアントに送信されたバイト数。
-
Com_
ステートメントカウンタ変数は、それぞれのxxx
xxx
ステートメントが実行された回数を示します。ステートメントのタイプごとにステータス変数が 1 つあります。たとえば、Com_delete
およびCom_update
はそれぞれDELETE
およびUPDATE
ステートメントをカウントします。Com_delete_multi
およびCom_update_multi
は類似していますが、複数テーブル構文を使用するDELETE
およびUPDATE
ステートメントに適用されます。クエリー結果がクエリーキャッシュから返される場合、サーバーは
Com_select
ではなくQcache_hits
ステータス変数を増やします。セクション8.9.3.4「クエリーキャッシュのステータスと保守」を参照してください。プリペアドステートメントの引数が不明であったり、実行中にエラーが発生したりした場合であっても、すべての
Com_stmt_
変数が増加します。つまり、これらの値は発行されたリクエスト数に対応し、正常に完了したリクエスト数に対応しません。xxx
Com_stmt_
ステータス変数は次のとおりです。xxx
Com_stmt_prepare
Com_stmt_execute
Com_stmt_fetch
Com_stmt_send_long_data
Com_stmt_reset
Com_stmt_close
これらの変数は、プリペアドステートメントコマンドを表します。これらの名前は、ネットワーク層で使用される
COM_
コマンドセットを示します。つまり、mysql_stmt_prepare() や mysql_stmt_execute() などのプリペアドステートメントの API コールを実行すると、これらの値は増加します。ただし、xxx
Com_stmt_prepare
、Com_stmt_execute
、およびCom_stmt_close
も、PREPARE
、EXECUTE
、またはDEALLOCATE PREPARE
に対してそれぞれ増加します。さらに、古いステートメントカウンタ変数の値Com_prepare_sql
、Com_execute_sql
、およびCom_dealloc_sql
は、PREPARE
、EXECUTE
、およびDEALLOCATE PREPARE
ステートメントに対して増加します。Com_stmt_fetch
はカーソルからフェッチしたときに発行されるネットワーク往復の合計回数のことです。Com_stmt_reprepare
は、ステートメントによって参照されるテーブルまたはビューへのメタデータの変更後に、ステートメントがサーバーによって自動的に再作成された回数を示します。再作成操作はCom_stmt_reprepare
およびCom_stmt_prepare
を増加させます。 -
クライアント接続で、クライアント/サーバープロトコルの圧縮を使用するかどうか。
-
これらの変数は、クライアント接続プロセス中に発生したエラーについての情報を提供します。これらはグローバル専用で、すべてのホストからの接続全体で集計したエラー数を表します。これらの変数は、ホストキャッシュによって説明されないエラーを追跡し (セクション8.11.5.2「DNS ルックアップの最適化とホストキャッシュ」を参照してください)、たとえば、TCP 接続に関連付けられないエラーや、接続プロセスのきわめて早期に (IP アドレスが既知となる前も含めて) 発生するエラー、または特定の IP アドレスに固有でない (メモリー不足の状況などの) エラーなどです。これらの変数は MySQL 5.6.5 で追加されました。
-
リスニングポートでの
accept()
への呼び出し中に発生したエラーの数。 -
新しいスレッドの開始のエラーやメモリー不足状況など、サーバーの内部エラーが原因で拒否された接続の数。
-
Connection_errors_max_connections
サーバーの
max_connections
制限に到達したため拒否された接続の数。 -
クライアント IP アドレスへの接続の検索中に発生したエラーの数。
-
リスニングポートでの
select()
またはpoll()
への呼び出し中に発生したエラーの数。(この操作に失敗したことは、クライアント接続が拒否されたことを必ずしも意味しません。) -
libwrap
ライブラリによって拒否された接続の数。
-
-
MySQL Server への (成功またはそれ以外の) 接続の試行数。
-
ステートメントの実行中にサーバーによって作成された、ディスク上の内部一時テーブルの数。
内部一時テーブルが最初にインメモリーテーブルとして作成されたが、これが大きくなりすぎた場合、MySQL はこれを自動的にディスク上のテーブルに変換します。インメモリー一時テーブルの最大サイズは、
tmp_table_size
とmax_heap_table_size
の最小値です。Created_tmp_disk_tables
が大きい場合、メモリー内の内部一時テーブルがディスク上のテーブルに変換される可能性を低くするため、tmp_table_size
またはmax_heap_table_size
の値を増加させた方がよいこともあります。Created_tmp_disk_tables
変数とCreated_tmp_tables
変数の値を比較することによって、作成された内部のディスク上の一時テーブル数と、作成された内部の一時テーブルの総数を比較できます。セクション8.4.4「MySQL が内部一時テーブルを使用する仕組み」も参照してください。
-
mysqld が生成した一時ファイルの数。
-
ステートメントの実行中にサーバーによって作成された、内部一時テーブルの数。
Created_tmp_disk_tables
変数とCreated_tmp_tables
変数の値を比較することによって、作成された内部のディスク上の一時テーブル数と、作成された内部の一時テーブルの総数を比較できます。セクション8.4.4「MySQL が内部一時テーブルを使用する仕組み」も参照してください。
SHOW STATUS
ステートメントを呼び出すたびに内部一時テーブルが使用され、グローバルのCreated_tmp_tables
値が増加します。 -
一部のエラーが発生した (多くの場合は
duplicate key
)、INSERT DELAYED
で書き込まれるレコードの数。MySQL 5.6.7 以降では、このステータス変数は非推奨となり (
DELAYED
挿入が非推奨となったため)、今後のリリースで削除される予定です。 -
非トランザクションテーブルに対して使用中の
INSERT DELAYED
ハンドラスレッドの数。MySQL 5.6.7 以降では、このステータス変数は非推奨となり (
DELAYED
挿入が非推奨となったため)、今後のリリースで削除される予定です。 -
非トランザクションテーブルに書き込まれる
INSERT DELAYED
行の数。MySQL 5.6.7 以降では、このステータス変数は非推奨となり (
DELAYED
挿入が非推奨となったため)、今後のリリースで削除される予定です。 -
ユーザーが
FLUSH TABLES
ステートメントを実行したか、内部のサーバー動作が原因で、サーバーがテーブルをフラッシュする回数。これはCOM_REFRESH
パケットの受信によっても増加します。これはCom_flush
とは対照的で、FLUSH TABLES
、FLUSH LOGS
などのいずれかのFLUSH
ステートメントが実行された回数を示します。 -
内部
COMMIT
ステートメントの数。 -
テーブルから行が削除された回数。
-
サーバーは
external_lock()
関数への呼び出しごとにこの変数を増加し、この呼び出しは通常、テーブルインスタンスへのアクセスの最初と最後に発生します。ストレージエンジンによって相違がある場合があります。この変数は、たとえばパーティション化されたテーブルにアクセスするステートメントについて、ロックが発生する前に削除されたパーティション数を検出するために使用されます。ステートメントについてカウンタがいくら増加したかを確認し、2 を減算し (テーブルそのものに対する 2 件の呼び出し)、2 で除算して、ロックされたパーティション数を取得します。この変数は MySQL 5.6.2 で追加されました。 -
サーバーがテーブルへのアクセスでストレージエンジン独自の Multi-Range Read 実装を使用する回数。この変数は MySQL 5.6.1 で追加されました。
-
2 フェーズコミット操作の準備フェーズのカウンタ。
-
インデックスの最初のエントリが読み取られた回数。この値が大きい場合、サーバーは多数のフルインデックススキャンを実行している可能性があり、たとえば、
SELECT col1 FROM foo
でcol1
がインデックス付けされている場合などがあります。 -
キーに基づいて行を読み取るリクエスト数。この値が高いことは、クエリーに対してテーブルが適切にインデックス付けされていることのよい目安になります。
-
インデックスの最後のキーを読み取るリクエスト数。
ORDER BY
の場合、サーバーは先頭キーのリクエストのあとでいくつかの次のキーのリクエストを発行し、ORDER BY DESC
の場合、サーバーは最終キーのリクエストのあとで前のキーのリクエストを発行します。この変数は MySQL 5.6.1 で追加されました。 -
キー順で次の行の読み取りリクエスト数。この値は、範囲制約を持つインデックスカラムにクエリーを実行するか、インデックススキャンを実行する場合に増加します。
-
キー順で前の行の読み取りリクエスト数。この読み取り方法は、
ORDER BY ... DESC
を最適化するために主に使用されます。 -
固定された位置に基づいた行読み取りリクエスト数。この値は、結果のソートが必要となる多くのクエリーを実行する場合に高くなります。MySQL がテーブル全体をスキャンする必要がある多くのクエリーが存在する可能性があるか、キーが適切に使用されない結合があります。
-
データファイル内で次の行の読み取りリクエスト数。多くのテーブルスキャンを実行すると、この値は高くなります。一般的に、これはテーブルが正しくインデックス付けされていないか、作成したインデックスを利用するようにクエリーが記述されていないことを示します。
-
ロールバック操作を実行するためのストレージエンジンのリクエスト数。
-
セーブポイントを配置するためのストレージエンジンへのリクエスト数。
-
セーブポイントをロールバックするためのストレージエンジンへのリクエスト数。
-
テーブルの行更新リクエスト数。
-
テーブルへの行挿入リクエスト数。
-
使用可能な
InnoDB
undo ログの総数。アクティブな undo ログの数を報告する、innodb_undo_logs
システム変数を補います。 -
Innodb_buffer_pool_dump_status
InnoDB
バッファープールに保持されるページを記録するための操作の進捗状況で、innodb_buffer_pool_dump_at_shutdown
またはinnodb_buffer_pool_dump_now
の設定によってトリガーされます。 -
Innodb_buffer_pool_load_status
以前の時点のものに対応するページのセットを読み取ることによって、
InnoDB
バッファープールをウォームアップする操作の進捗状況で、innodb_buffer_pool_load_at_startup
またはinnodb_buffer_pool_load_now
の設定によってトリガーされます。操作によってもたらされるオーバーヘッドが多すぎる場合、innodb_buffer_pool_load_abort
を設定すると取り消しできます。 -
データを含む
InnoDB
バッファープール内のバイトの総数。ダーティーページとクリーンページの両方が含まれます。圧縮テーブルによってバッファープールが異なるサイズのページを保持する場合に、Innodb_buffer_pool_pages_data
を使用するよりも正確なメモリー使用量を計算するために使用します。 -
Innodb_buffer_pool_bytes_dirty
InnoDB
バッファープール内のダーティーページに保持されている現在の合計バイト数。圧縮テーブルによってバッファープールが異なるサイズのページを保持する場合に、Innodb_buffer_pool_pages_dirty
を使用するよりも正確なメモリー使用量を計算するために使用します。 -
Innodb_buffer_pool_pages_latched
InnoDB
バッファープール内のラッチされたページの数。これらは現在読み取りまたは書き込み中であるか、ほかの何らかの理由でフラッシュまたは削除できないページです。この変数の計算にはコストがかかるため、UNIV_DEBUG
システムがサーバー構築時に定義される場合のみ利用できます。 -
行ロックやアダプティブハッシュインデックスなど、管理オーバーヘッドに割り当てられているためビジー状態になっている、
InnoDB
バッファープール内のページ数。この値はInnodb_buffer_pool_pages_total
−Innodb_buffer_pool_pages_free
−Innodb_buffer_pool_pages_data
として計算することもできます。 -
Innodb_buffer_pool_read_ahead_evicted
クエリーによってアクセスされずにあとで消去された先読みバックグラウンドスレッドによって
InnoDB
バッファープールに読み取られたページ数。 -
Innodb_buffer_pool_read_requests
論理読み取りリクエスト数。
-
InnoDB
がバッファープールから満たすことができず、ディスクから直接読み取る必要があった論理読み取りの数。 -
通常は、
InnoDB
バッファープールへの書き込みは、バックグラウンドで行われます。InnoDB
がページを読み取るか作成する必要があって、クリーンページが利用できない場合、InnoDB
は一部のダーティーページを最初にフラッシュし、その操作の完了まで待機します。このカウンタはこれらの待機のインスタンスをカウントします。innodb_buffer_pool_size
が適切に設定されていれば、この値は小さくなります。 -
Innodb_buffer_pool_write_requests
InnoDB
バッファープールに対して実行される書き込みの数。 -
これまでの
fsync()
操作数。fsync()
呼び出しの頻度はinnodb_flush_method
構成オプションの設定に影響されます。 -
現在保留中の
fsync()
操作の数。fsync()
呼び出しの頻度はinnodb_flush_method
構成オプションの設定に影響されます。 -
現在保留中の読み取りの数。
-
現在保留中の書き込み数。
-
サーバーが開始してから読み取られたデータ量。
-
データ読み取りの合計数。
-
データ書き込みの合計数。
-
これまでに書き込まれたデータ量 (バイト単位)。
-
ダブル書き込みバッファーに書き込まれたページ数。セクション14.10.1「InnoDB ディスク I/O」を参照してください。
-
実行されたダブル書き込み操作の数。セクション14.10.1「InnoDB ディスク I/O」を参照してください。
-
サーバーがアトミック命令で構築されたかどうかを示します。
-
The number of times that the ログバッファーが小さすぎるため、続行する前にフラッシュするために待機が必要だった回数。
-
InnoDB
Redo ログの書き込みリクエストの数。 -
InnoDB
Redo ログファイルへの物理書き込みの数。 -
InnoDB
で現在開いたままになっているファイルの数。 -
InnoDB
Redo ログファイルに対して実行されるfsync()
書き込みの数。 -
InnoDB
Redo ログファイルに対する保留中のfsync()
操作の数。 -
InnoDB
Redo ログファイルに対する保留中の書き込み数。 -
InnoDB
Redo ログファイルに書き込まれたバイト数。 -
InnoDB
のページサイズ (デフォルトは 16K バイト)。ページには多くの値がカウントされ、ページサイズは簡単にバイトに換算できます。 -
InnoDB
テーブルの操作によって作成されるページ数。 -
InnoDB
テーブルの操作によって読み取られるページ数。 -
InnoDB
テーブルの操作によって書き込まれるページ数。 -
InnoDB
テーブルの操作によって現在待機中の行ロックの数。 -
InnoDB
テーブルの行ロックの取得に要した合計時間 (ミリ秒単位)。 -
InnoDB
テーブルの行ロックの取得に要した平均時間 (ミリ秒)。 -
InnoDB
テーブルの行ロックの取得に要した最大時間 (ミリ秒)。 -
InnoDB
テーブル上の操作が行ロックを待機した回数。 -
InnoDB
テーブルから削除された行数。 -
InnoDB
テーブルに挿入された行数。 -
InnoDB
テーブルから読み取られた行数。 -
InnoDB
テーブル内で更新された行数。 -
Innodb_truncated_status_writes
SHOW ENGINE INNODB STATUS
ステートメントからの出力が切り捨てられた回数。 -
変更されたがまだディスクにフラッシュされていない
MyISAM
キーキャッシュ内のキーブロック数。 -
MyISAM
キーキャッシュ内の未使用ブロック数。この値を使用して、使用中のキーキャッシュの量を判別できます。セクション5.1.4「サーバーシステム変数」のkey_buffer_size
に関する説明を参照してください。 -
MyISAM
キーキャッシュ内の使用済みブロック数。この値は、一度に使用された今までの最大ブロック数を示す高位境界値です。 -
MyISAM
キーキャッシュからキーブロックを読み取るリクエスト数。 -
ディスクから
MyISAM
キーキャッシュへのキーブロックの物理的な読み取りの数。Key_reads
が大きい場合、key_buffer_size
の値が小さすぎる可能性があります。キャッシュミス率はKey_reads
/Key_read_requests
と計算できます。 -
MyISAM
キーキャッシュにキーブロックを書き込むリクエスト数。 -
MyISAM
キーキャッシュからディスクへのキーブロックの物理的な書き込みの数。 -
クエリーオプティマイザによって計算された、最後にコンパイルされたクエリーの合計コスト。これは同じクエリーに対して異なるクエリー計画のコストを比較するために役立ちます。デフォルト値の 0 は、クエリーがまだコンパイルされていないことを意味します。デフォルト値は 0 です。
Last_query_cost
はセッションスコープを持ちます。Last_query_cost
値は単純な「フラット」クエリーについてのみ正確に計算でき、サブクエリーまたはUNION
を持つような複雑なクエリーには該当しません。後者の場合、値は 0 に設定されます。 -
クエリーオプティマイザが前のクエリーの実行計画の構築で実行した反復数。
Last_query_cost
はセッションスコープを持ちます。この変数は MySQL 5.6.5 で追加されました。 -
サーバーが開始されてから同時に使用された接続の最大数。
-
INSERT DELAYED
クエリーで非トランザクションテーブルへの書き込みを待機している行数。MySQL 5.6.7 以降では、このステータス変数は非推奨となり (
DELAYED
挿入が非推奨となったため)、今後のリリースで削除される予定です。 -
開いているファイルの数。このカウントにはサーバーによって開いた通常のファイルが含まれます。ソケットやパイプなどのほかのタイプのファイルは含まれません。またこのカウントには、サーバーレベルに実行を依頼するのではなく、ストレージエンジンがそれら独自の内部関数を使用して開いたファイルは含まれません。
-
開いているストリーム数 (主にロギングに使用)。
-
キャッシュされた
.frm
ファイルの数。 -
開いているテーブルの数。
-
my_open()
(mysys
ライブラリ関数) によって開いたファイルの数。この関数を使用せずにファイルを開くサーバーの一部は、カウントを増加させません。 -
キャッシュされた
.frm
ファイルの数。 -
開いているテーブル数。
Opened_tables
の値が大きい場合、table_open_cache
の値が小さいすぎる可能性があります。 -
Performance_schema_
xxx
パフォーマンススキーマのステータス変数は、セクション22.13「パフォーマンススキーマステータス変数」にリストされています。これらの変数は、メモリー制約のためロードまたは作成できないにインストゥルメンテーションついての情報を提供します。
-
現在のプリペアドステートメントの数。(ステートメントの最大数は、
max_prepared_stmt_count
システム変数によって指定されます。) -
クエリーキャッシュ内の空きメモリーブロックの数。
-
クエリーキャッシュ用の空きメモリーの量。
-
クエリーキャッシュヒットの数。
-
クエリーキャッシュに追加されるクエリーの数。
-
メモリーが少ないためクエリーキャッシュから削除されたクエリーの数。
-
非キャッシュクエリーの数 (キャッシュできないか、
query_cache_type
設定のためキャッシュされない)。 -
クエリーキャッシュ内に登録されたクエリーの数。
-
クエリーキャッシュ内のブロックの合計数。
-
サーバーによって実行されたステートメントの数。この変数は
Questions
変数と異なり、ストアドプロシージャー内で実行されるステートメントを含みます。COM_PING
またはCOM_STATISTICS
コマンドをカウントしません。 -
サーバーによって実行されたステートメントの数。これは
Queries
変数とは異なり、クライアントによってサーバーに送信されたステートメントのみを含み、ストアドプロシージャー内で実行されたステートメントは含みません。この変数は、COM_PING
、COM_STATISTICS
、COM_STMT_PREPARE
、COM_STMT_CLOSE
、またはCOM_STMT_RESET
コマンドをカウントしません。 -
準同期スレーブの数。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
Rpl_semi_sync_master_net_avg_wait_time
マスターがスレーブ返信を待機する平均時間 (マイクロ秒)。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
Rpl_semi_sync_master_net_wait_time
マスターがスレーブ返信を待機する合計時間 (マイクロ秒)。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
Rpl_semi_sync_master_net_waits
マスターがスレーブ返信を待機する合計回数。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
マスターが準同期レプリケーションをオフにした回数。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
スレーブによって正しく認証されなかったコミット数。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
準同期レプリケーションがマスター上で現在動作中であるかどうか。プラグインが有効で、コミット認証が発生した場合、この値は
ON
です。プラグインが有効でないか、コミット認証タイムアウトのため、マスターが非同期レプリケーションにフォールバックする場合、OFF
です。この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
Rpl_semi_sync_master_timefunc_failures
gettimeofday()
などの時間関数を呼び出すときにマスターが失敗した回数。この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
Rpl_semi_sync_master_tx_avg_wait_time
マスターが各トランザクションを待機する平均時間 (マイクロ秒)。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
Rpl_semi_sync_master_tx_wait_time
マスターがトランザクションを待機する合計時間 (マイクロ秒)。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
マスターがトランザクションを待機した合計回数。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
Rpl_semi_sync_master_wait_pos_backtraverse
以前待機したイベントよりも低いバイナリ座標を持つイベントをマスターが待機した合計回数。これは、トランザクションが応答の待機を開始した順序が、バイナリログイベントが書き込まれた順序と異なる場合に発生することがあります。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
Rpl_semi_sync_master_wait_sessions
スレーブ返信を現在待機しているセッション数。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
スレーブによって正しく認証されたコミットの数。
この変数は、マスター側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合のみ利用できます。
-
準同期レプリケーションがスレーブ上で現在動作中かどうか。プラグインが有効であり、スレーブ I/O スレッドが実行中の場合は
ON
、それ以外の場合はOFF
です。この変数は、スレーブ側の準同期レプリケーションプラグインがインストールされている場合にのみ利用できます。
-
sha256_password
認証プラグインによって使用される RSA 公開キー値。この値は、sha256_password_private_key_path
およびsha256_password_public_key_path
システム変数によって名前が指定されるファイル内の秘密鍵および公開鍵をサーバーが正常に初期化した場合のみ空ではありません。Rsa_public_key
の値は後者のファイルから得られます。sha256_password
については、セクション6.3.8.4「SHA-256 認証プラグイン」を参照してください。この変数は、MySQL が OpenSSL を使用して構築されている場合のみ利用できます。これは MySQL 5.6.6 で追加されました。(MySQL Community Edition は yaSSL を使用して構築されています。)
-
インデックスを使用しないためテーブルスキャンを実行する結合の数。この値が 0 でない場合、テーブルのインデックスを慎重に検査してください。
-
参照テーブル上で範囲検索を使用した結合の数。
-
最初のテーブルの範囲が使用された結合の数。値がきわめて大きい場合でも、これは通常重大な問題ではありません。
-
各行のあとにキーの使用法がチェックされるキーなしの結合数。これが 0 でない場合、テーブルのインデックスを慎重に検査してください。
-
最初のテーブルのフルスキャンが実行された結合の数。
-
レプリケーションスレーブのレプリケーションハートビート間隔 (秒単位) を示します。
-
最近のハートビート信号がレプリケーションスレーブによって受信された時期を
TIMESTAMP
値で示します。 -
スレーブ SQL スレッドが現在開いている一時テーブルの数。この値がゼロより大きい場合、スレーブをシャットダウンすることは安全ではありません。セクション17.4.1.22「レプリケーションと一時テーブル」を参照してください。
-
このカウンタは、スレーブが再起動またはリセットされたか、
CHANGE MASTER TO
ステートメントが発行された以降に、レプリケーションスレーブによってレプリケーションハートビートが受信されるごとに増加します。 -
起動以降、レプリケーションスレーブ SQL スレッドがトランザクションを再試行した合計回数。
-
このサーバーがレプリケーションマスターに接続されているレプリケーションスレーブで、I/O および SQL スレッドの両方が実行中の場合、これは
ON
で、それ以外の場合はOFF
です。 -
作成に要した時間が
slow_launch_time
秒を超えたスレッドの数。 -
long_query_time
秒よりも時間を要したクエリーの数。このカウンタは、スロークエリーログが有効かどうかに関係なく増加します。このログについては、セクション5.2.5「スロークエリーログ」を参照してください。 -
ソートアルゴリズムが実行する必要があったマージパスの数。この値が大きい場合、
sort_buffer_size
システム変数を増やすことを検討してください。 -
範囲を使用して実行されたソートの数。
-
ソートされた行の数。
-
テーブルをスキャンすることで実行されたソートの数。
-
接続を確立するために必要なネゴシエーションの数。
-
受け入れられた SSL 接続の数。
-
コールバックキャッシュのヒット数。
-
現在の SSL 暗号 (非 SSL 接続の場合は空)。
-
利用可能な SSL 暗号のリスト (非 SSL 接続の場合は空)。
-
SSL 対応マスターに対する SSL 接続試行数。
-
SSL 対応マスターへの接続を確立するために必要なネゴシエーションの数。
-
SSL コンテキスト検証の深さ (テストされるチェーン内の証明書数)。
-
SSL コンテキスト検証モード。
-
デフォルトの SSL タイムアウト。
-
サーバーへの正常な SSL 接続数。
-
SSL 対応マスターへのスレーブ接続の成功数。
-
SSL 証明書が有効な最終日。この変数は MySQL 5.6.3 で追加されました。
-
SSL 証明書が有効な最初の日。この変数は MySQL 5.6.3 で追加されました。
-
SSL セッションキャッシュのヒット数。
-
SSL セッションキャッシュのミス数。
-
SSL セッションキャッシュモード。
-
SSL セッションキャッシュのオーバーフロー数。
-
SSL セッションキャッシュサイズ。
-
SSL セッションキャッシュのタイムアウト数。
-
キャッシュから再使用された SSL 接続の数。
-
Ssl_used_session_cache_entries
使用された SSL セッションキャッシュエントリの数。
-
レプリケーション SSL 接続の検証の深さ。
-
レプリケーション SSL 接続の検証モード。
-
接続の SSL プロトコルバージョン。
-
テーブルロックのリクエストが即座に付与された回数。
-
テーブルロックのリクエストが即座に付与されず、待機が必要だった回数。これが高く、パフォーマンスに問題がある場合、最初にクエリーを最適化し、次に 1 つ以上のテーブルを分割するか、レプリケーションを使用してください。
-
開いたテーブルのキャッシュルックアップのヒット数。この変数は MySQL 5.6.6 で追加されました。
-
開いたテーブルのキャッシュルックアップのミス数。この変数は MySQL 5.6.6 で追加されました。
-
開いたテーブルのキャッシュのオーバーフロー数。これはテーブルが開くか閉じたあとにキャッシュインスタンスが未使用のエントリを持ち、インスタンスのサイズが
table_open_cache
/table_open_cache_instances
より大きい場合の回数です。この変数は MySQL 5.6.6 で追加されました。 -
この変数は、mysqld が内部の XA トランザクションのリカバリのためのトランザクションコーディネータとしての役割を果たすとき、mysqld によって使用されるログのメモリーマップ実装に対して、サーバーが起動してからログに使用された最大のページ数を示します。
Tc_log_max_pages_used
とTc_log_page_size
の積が常にログサイズよりも極端に小さい場合、そのサイズが必要以上に大きいため削減できます。(このサイズは--log-tc-size
オプションで指定できます。現在この変数は使用されません。バイナリログベースのリカバリは不要で、2 フェーズコミットが可能なストレージエンジンの数が 1 より大きい場合を除き、メモリーマップリカバリログ方式は使用されません。(InnoDB
のみが該当するエンジンです。) -
XA リカバリログのメモリーマップ実装に使用されるページサイズ。デフォルト値は
getpagesize()
を使用して決定されます。この変数は、Tc_log_max_pages_used
について記述したものと同じ理由で現在使用されません。 -
この変数は、リカバリログのメモリーマップ実装で、サーバーがトランザクションをコミットできず、ログ内の空きページを待機する必要がある場合に毎回増加します。この値が大きい場合、(
--log-tc-size
オプションで) ログサイズを増加した方がよい場合もあります。この変数は、バイナリログベースのリカバリで、2 フェーズコミットが進行中のためバイナリログをクローズできない場合に毎回増加します。(クローズ操作は、このようなトランザクションがすべて終了するまで待機します。) -
スレッドキャッシュ内のスレッド数。
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現在開いている接続の数。
-
接続を処理するために作成されたスレッドの数。
Threads_created
が大きい場合、thread_cache_size
の値を大きくした方がよい場合もあります。キャッシュミス率はThreads_created
/Connections
として計算できます。 -
スリープ状態ではないスレッド数。
-
サーバーが作動している秒数。
-
最新の
FLUSH STATUS
ステートメントの秒数。