クライアント内にコンパイルされたものとは異なるネットワークインタフェースを待機している MySQL Server に対してクライアントプログラムを使用して接続するために、次のいずれかの方法を使用することができます。
クライアントを起動する際、
--host=
host_name
--port=
を指定することによって TCP/IP を使用してリモートサーバーに接続するか、port_number
--host=127.0.0.1
--port=
を指定することによって TCP/IP を使用してローカルサーバーに接続するか、port_number
--host=localhost
--socket=
を指定することによって Unix ソケットファイルまたは Windows 名前付きパイプを使用してローカルサーバーに接続します。file_name
クライアントを起動する際、
--protocol=TCP
を指定することによって TCP/IP を使用して接続するか、--protocol=SOCKET
を指定することによって Unix ソケットファイルを使用して接続するか、--protocol=PIPE
を指定することによって名前付きパイプを使用して接続するか、--protocol=MEMORY
を指定することによって共有メモリーを使用して接続します。TCP/IP 接続では、--host
オプションと--port
オプションも指定することが必要な場合もあります。ほかの接続タイプでは、--socket
オプションを指定して Unix ソケットファイルまたは Windows 名前付きパイプ名を指定したり、--shared-memory-base-name
オプションで共有メモリー名を指定したりすることが必要になることもあります。共有メモリー接続は Windows でのみサポートされます。Unix の場合、
MYSQL_UNIX_PORT
およびMYSQL_TCP_PORT
環境変数を設定して、Unix ソケットファイルおよび TCP/IP ポート番号を指示してからクライアントを起動します。通常、特定のソケットファイルまたはポート番号を使用する場合、これらの環境変数を設定するためのコマンドを.login
ファイルに配置して、ログインするたびにこれらが適用されるようにすることができます。セクション2.12「環境変数」を参照してください。デフォルトの Unix ソケットファイルおよび TCP/IP ポート番号をオプションファイルの
[client]
グループに指定します。たとえば、Windows のC:\my.cnf
や、Unix のホームディレクトリにある.my.cnf
ファイルを使用できます。セクション4.2.6「オプションファイルの使用」を参照してください。C プログラムでは、ソケットファイルまたはポート番号の引数を
mysql_real_connect()
の呼び出しで指定できます。また、mysql_options()
を呼び出して、プログラムにオプションファイルを読み取らせることもできます。セクション23.7.7「C API 関数の説明」を参照してください。-
Perl の
DBD::mysql
モジュールを使用している場合、MySQL オプションファイルからオプションを読み取ることができます。例:$dsn = "DBI:mysql:test;mysql_read_default_group=client;" . "mysql_read_default_file=/usr/local/mysql/data/my.cnf"; $dbh = DBI->connect($dsn, $user, $password);
セクション23.9「MySQL Perl API」を参照してください。
ほかのプログラミングインタフェースでも、オプションファイルの読み取りのための同様の機能を利用できることがあります。