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MySQL 8.0 リファレンスマニュアル
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MySQL 8.0 リファレンスマニュアル  /  ...  /  オプションファイルの処理に影響するコマンド行オプション

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4.2.2.3 オプションファイルの処理に影響するコマンド行オプション

オプションファイルをサポートするほとんどの MySQL プログラムは、次のオプションを処理します。 これらのオプションはオプションファイルの処理に影響するため、オプションファイルではなくコマンド行で指定する必要があります。 これらのオプションはそれぞれ、正しく機能するためにはほかのオプションより前に指定する必要があります。ただし、次の例外があります。

ファイル名をオプション値として指定する場合、~ Shell のメタ文字は想定どおりに解釈されない可能性があるため、使用しないでください。

  • --defaults-extra-file=file_name

    このオプションファイルは、グローバルオプションファイルの後 (Unix の場合はユーザーオプションファイルの前、すべてのプラットフォームの場合はログインパスファイルの前) に読み取ります。 (オプションファイルの使用順序の詳細は、セクション4.2.2.2「オプションファイルの使用」 を参照してください。) ファイルが存在しないかアクセスできない場合、エラーが発生します。file_name は、フルパス名でなく相対パス名として指定された場合、現行ディレクトリを基準にして解釈されます。

    このオプションを指定できる位置の制約については、このセクションの概要を参照してください。

  • --defaults-file=file_name

    指定されたオプションファイルのみを読み取ります。 ファイルが存在しないかアクセスできない場合、エラーが発生します。file_name は、フルパス名でなく相対パス名として指定された場合、現行ディレクトリを基準にして解釈されます。

    例外: --defaults-file でも、mysqldmysqld-auto.cnf を読み取り、クライアントプログラムは .mylogin.cnf を読み取ります。

    このオプションを指定できる位置の制約については、このセクションの概要を参照してください。

  • --defaults-group-suffix=str

    通常のオプショングループだけでなく、通常の名前に str のサフィクスが付いたグループも読み取ります。 たとえば、mysql クライアントは通常 [client] グループおよび [mysql] グループを読み取ります。 --defaults-group-suffix=_other オプションを指定した場合、mysql[client_other] グループおよび [mysql_other] グループも読み取ります。

  • --login-path=name

    .mylogin.cnf ログインパスファイルの指定されたログインパスからオプションを読み取ります。 「ログインパス」は、接続先の MySQL サーバーおよび認証に使用するアカウントを指定するオプションを含むオプショングループです。 ログインパスファイルを作成または変更するには、mysql_config_editor ユーティリティを使用します。 セクション4.6.7「mysql_config_editor — MySQL 構成ユーティリティー」を参照してください。

    クライアントプログラムは、デフォルトで読み取られるオプショングループに加えて、指定されたログインパスに対応するオプショングループを読み取ります。 次のコマンドについて考えてみます:

    mysql --login-path=mypath

    デフォルトでは、mysql クライアントは[client]および[mysql]オプショングループを読み取ります。 そのため、示されているコマンドの場合、mysql は他のオプションファイルから[client]および[mysql]を読み取り、ログインパスファイルから[client][mysql]および[mypath]を読み取ります。

    クライアントプログラムは、--no-defaults オプションが使用されている場合でもログインパスファイルを読み取ります。

    代替ログインパスファイル名を指定するには、MYSQL_TEST_LOGIN_FILE 環境変数を設定します。

    このオプションを指定できる位置の制約については、このセクションの概要を参照してください。

  • --no-defaults

    オプションファイルを読み取りません。 オプションファイルから不明のオプションを読み取ることが原因でプログラムの起動に失敗する場合、--no-defaults を使用して、オプションを読み取らないようにすることができます。

    ただし、クライアントプログラムは、--no-defaults が使用されている場合でも、.mylogin.cnf ログインパスファイルを読み取ります (存在する場合)。 これにより、--no-defaults が存在する場合でも、コマンドラインよりも安全な方法でパスワードを指定できます。(.mylogin.cnfmysql_config_editor ユーティリティによって作成されます。 セクション4.6.7「mysql_config_editor — MySQL 構成ユーティリティー」を参照してください)。

  • --print-defaults

    プログラム名と、オプションファイルから受け取るすべてのオプションを出力します。 パスワード値はマスクされます。

    このオプションを指定できる位置の制約については、このセクションの概要を参照してください。