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DATE
値の形式は'
です。 標準 SQL に従うと、ほかの形式は許可されません。 YYYY-MM-DD
'UPDATE
の式および SELECT
ステートメントの WHERE
句では、この形式を使用してください。 例:
SELECT * FROM t1 WHERE date >= '2003-05-05';
便宜上、日付が数値コンテキストで使用されている場合、MySQL は自動的に日付を数値に変換します。逆の場合も同様です。 また、MySQL は、更新時、および日付を DATE
、DATETIME
、または TIMESTAMP
カラムと比較する WHERE
句で、「緩やかな」文字列形式を許可します。 「緩やかな」形式とは、各部分の区切り文字として句読点文字を使用できることを意味します。 たとえば、'2004-08-15'
と '2004#08#15'
は同等です。 MySQL は、日付として解釈できる場合、区切り文字が含まれていない文字列 ('20040815'
など) も変換できます。
<
、<=
、=
、>=
、>
、または BETWEEN
演算子を使用して、DATE
、TIME
、DATETIME
、または TIMESTAMP
を定数文字列と比較する場合、通常、MySQL はより速く比較するために (および「緩やかな」文字列チェックのため) 文字列を内部長整数に変換します。 ただし、この変換には次の例外があります。
2 つのカラムを比較する場合
DATE
、TIME
、DATETIME
、またはTIMESTAMP
カラムと式を比較する場合上記で一覧表示した比較方法以外の比較方法を使用する場合 (
IN
、STRCMP()
など)。
これらの例外の場合、比較はオブジェクトを文字列に変換して文字列比較を実行することによって行われます。
安全に処理を行うには、時間値と文字列を比較する場合、文字列が文字列として比較されると想定し、適切な文字列関数を使用します。
特殊な「ゼロ」日付 '0000-00-00'
は、'0000-00-00'.
として格納および取得できます。'0000-00-00'
日付が Connector/ODBC を介して使用される場合、ODBC はそのような日付を処理できないため、NULL
に自動的に変換されます。
MySQL が前述の変換を実行するため、次のステートメントは動作します (idate
が DATE
カラムであると想定しています)。
INSERT INTO t1 (idate) VALUES (19970505);
INSERT INTO t1 (idate) VALUES ('19970505');
INSERT INTO t1 (idate) VALUES ('97-05-05');
INSERT INTO t1 (idate) VALUES ('1997.05.05');
INSERT INTO t1 (idate) VALUES ('1997 05 05');
INSERT INTO t1 (idate) VALUES ('0000-00-00');
SELECT idate FROM t1 WHERE idate >= '1997-05-05';
SELECT idate FROM t1 WHERE idate >= 19970505;
SELECT MOD(idate,100) FROM t1 WHERE idate >= 19970505;
SELECT idate FROM t1 WHERE idate >= '19970505';
ただし、次のステートメントは動作しません。
SELECT idate FROM t1 WHERE STRCMP(idate,'20030505')=0;
STRCMP()
は文字列関数であるため、idate
を'
形式の文字列に変換し、文字列比較を実行します。 YYYY-MM-DD
''20030505'
は日付 '2003-05-05'
に変換されずに、日付比較が実行されます。
ALLOW_INVALID_DATES
SQL モードを有効にしている場合、MySQL は限定的なチェックのみが行われた日付を格納することを許可します。MySQL は、日が 1 から 31 までの範囲内にあり、月が 1 から 12 までの範囲内にあることのみを要求します。 これにより、Web アプリケーションで年、月、および日を 3 つの別個のフィールドで取得して、ユーザーが入力したとおりに格納する (日付検証なしで) 場合に、MySQL が非常に便利になります。
MySQL は、日または月と日がゼロである日付の格納を許可します。 これは、生年月日を DATE
カラムに格納するが、その日付の一部のみがわかっている場合に便利です。 日付にゼロの月または日の部分を許可しないようにするには、NO_ZERO_IN_DATE
モードを有効にします。
MySQL では、「ダミーの日付」として '0000-00-00'
の「ゼロ」の値を格納できます。 これは、NULL
値を使用するよりも便利な場合があります。 DATE
カラムに格納される日付を妥当な値に変換できない場合、MySQL は '0000-00-00'
を格納します。 '0000-00-00'
を禁止するには、NO_ZERO_DATE
モードを有効にします。
MySQL がすべての日付をチェックして、有効な日付のみを受け入れるようにするには (IGNORE
によってオーバーライドされないかぎり)、sql_mode
システム変数に "NO_ZERO_IN_DATE,NO_ZERO_DATE"
を設定します。