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MySQL のアップグレードを検討する場合、新しいバージョンを現在の本番バージョンとべつにインストールすることが賢明です。 これによって、本番サーバーからデータベースとデータベースオブジェクト定義をダンプし、新しいサーバーにロードして、それらが正しく処理されることを確認できます。 (これはダウングレードのテストの場合にも役立ちます。)
本番サーバーで:
shell> mysqldump --all-databases --no-data --routines --events > dump-defs.sql
アップグレードされたサーバーで:
shell> mysql < dump-defs.sql
ダンプファイルにはテーブルデータが含まれないため、すばやく処理できます。 これにより、長いデータロード操作を待つことなく、可能性のある非互換性を見分けることができます。 ダンプファイルの処理中の警告やエラーを探します。
定義が正しく処理されていることを確認したら、データをダンプし、それをアップグレードしたサーバーにロードしてみます。
本番サーバーで:
shell> mysqldump --all-databases --no-create-info > dump-data.sql
アップグレードされたサーバーで:
shell> mysql < dump-data.sql
ここでテーブルの内容を確認し、いくつかのテストクエリーを実行します。