MySQL には、幾何値を作成するために役立つ一連の非標準関数が用意されています。このセクションで説明されている関数は、OpenGIS 仕様への MySQL 拡張です。
これらの関数は、引数としての WKB 値または幾何オブジェクトから幾何オブジェクトを生成します。いずれかの引数が適切な WKB でも、適切なオブジェクト型の幾何表現でもない場合、戻り値は NULL
になります。
たとえば、Point()
からの幾何図形の戻り値を POINT
カラムに直接挿入できます。
INSERT INTO t1 (pt_col) VALUES(Point(1,2));
-
GeometryCollection
を構築します。引数にサポートされていない幾何図形が含まれている場合、戻り値は
NULL
になります。 -
複数の
Point
または WKBPoint
引数からLineString
値を構築します。引数の数が 2 未満の場合、戻り値はNULL
になります。 -
LineString
または WKBLineString
引数を使用してMultiLineString
値を構築します。 -
Point
または WKBPoint
引数を使用してMultiPoint
値を構築します。 -
一連の
Polygon
または WKBPolygon
引数からMultiPolygon
値を構築します。 -
座標を使用して
Point
を構築します。 -
複数の
LineString
または WKBLineString
引数からPolygon
値を構築します。いずれかの引数がLinearRing
を表していない (つまり、閉じた単純なLineString
でない) 場合、戻り値はNULL
になります。