イベントに関するメタデータは次のように取得できます。
mysql
データベースのevent
テーブルをクエリーします。INFORMATION_SCHEMA
データベースのEVENTS
テーブルをクエリーします。セクション21.7「INFORMATION_SCHEMA EVENTS テーブル」を参照してください。SHOW CREATE EVENT
ステートメントを使用します。セクション13.7.5.9「SHOW CREATE EVENT 構文」を参照してください。SHOW EVENTS
ステートメントを使用します。セクション13.7.5.19「SHOW EVENTS 構文」を参照してください。
イベントスケジューラの時間表現
MySQL の各セッションには、セッションタイムゾーン (STZ) があります。これは、セッションの開始時にサーバーの time_zone
グローバル値から初期化される time_zone
セッション値ですが、セッション中に変更される可能性があります。
CREATE EVENT
または ALTER EVENT
ステートメントが実行するときに使用されているセッションタイムゾーンが、イベント定義で指定されている時間の解釈に使用されます。これがイベントタイムゾーン (ETZ) になります。つまり、イベントのスケジュール設定に使用され、イベントが実行するときにそのイベント内で有効になるタイムゾーンになります。
mysql.event
テーブル内のイベント情報の表現については、execute_at
、starts
、および ends
時間は UTC に変換され、イベントタイムゾーンとともに格納されます。これにより、サーバータイムゾーンまたはサマータイムの影響に対し生じた変更とは無関係に、定義されたとおりにイベントの実行を処理できます。last_executed
時間も UTC で格納されます。
mysql.event
から情報を選択すると、前述の時間は、UTC 値として取得されます。これらの時間は、INFORMATION_SCHEMA.EVENTS
テーブルから、または SHOW EVENTS
から選択して取得することもできますが、ETZ 値としてレポートされます。これらのソースから利用できるほかの時間は、イベントの作成時や最後の変更時を示します。これらは STZ 値として表示されます。次の表は、イベント時間の表現をまとめています。
値 | mysql.event |
INFORMATION_SCHEMA.EVENTS |
SHOW EVENTS |
---|---|---|---|
Execute at | UTC | ETZ | ETZ |
Starts | UTC | ETZ | ETZ |
Ends | UTC | ETZ | ETZ |
Last executed | UTC | ETZ | 該当なし |
Created | STZ | STZ | 該当なし |
Last altered | STZ | STZ | 該当なし |