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2.3 Microsoft Windows に MySQL をインストールする

Microsoft Windows に MySQL をインストールするには、いくつかの方法があります。

単純なインストール方法

もっとも単純で推奨される方法は、MySQL Installer (for Windows) をダウンロードし、それを使用してすべての MySQL 製品をシステムにインストールして構成することです。次に方法を説明します。

  • MySQL Installer を http://dev.mysql.com/downloads/installer/ からダウンロードして実行します。

    注記

    標準の MySQL Installer とは異なり、より小さい「Web コミュニティー」バージョンには MySQL アプリケーションは一切バンドルされていませんが、インストールすることを選択した MySQL 製品がダウンロードされます。

  • システムに適した「Setup Type」を選択します。通常、「Developer Default」を選択して MySQL Server および MySQL の開発に関係する、MySQL Workbench などの有用なその他の MySQL ツールをインストールします。あるいは、「Custom」セットアップタイプを選択して、必要な MySQL 製品を手動で選択します。

    注記

    単一のシステムに複数のバージョンの MySQL Server が存在できます。1 つまたは複数のバージョンを選択できます。

  • MySQL インストールウィザードの指示に従って、インストールプロセスを完了します。これにより、いくつかの MySQL 製品がインストールされ、MySQL Server が起動されます。

  • MySQL がインストールされました。おそらく、システムを再起動するたびに MySQL Server を自動的に起動するサービスとして、MySQL を構成したでしょう。

注記

また、MySQL Workbench および MySQL Notifier などのその他の有用な MySQL 製品もシステムにインストールしたでしょう。新しい MySQL Server 接続のチェック用に 第26章「MySQL Workbench を、接続のステータスの表示用に セクション2.3.4「MySQL Notifier」 をロードすることを考慮してください。デフォルトでは、これら 2 つのプログラムは MySQL のインストール後自動的に起動します。

このプロセスでは、MySQL Installer アプリケーションもシステムにインストールされ、あとで MySQL Installer を使用して MySQL 製品のアップグレードや再構成を実行できます。

インストールの追加情報

MySQL は、32 ビットバージョンおよび 64 ビットバージョンの Microsoft Windows に対応しています。サポートされる Windows プラットフォームの情報については、http://www.mysql.com/support/supportedplatforms/database.html を参照してください。

MySQL は、標準アプリケーションまたは Windows サービスとして実行できます。サービスを使用することで、標準 Windows サービス管理ツールを介してサーバーの動作をモニターおよび制御できます。詳細については、セクション2.3.5.7「Windows のサービスとして MySQL を起動する」を参照してください。

一般的には、Windows に MySQL をインストールするには管理者権限のアカウントを使用する必要があります。そうでない場合、PATH 環境変数の編集あるいは サービス管理マネージャーにアクセスするなどの操作の場合に、問題が発生することがあります。インストール後の MySQL は、管理者権限を持つユーザーを使用して実行する必要はありません。

Windows プラットフォームで MySQL を使用する場合の制限のリストは、セクションD.10.6「Windows プラットフォームの制限」 を参照してください。

MySQL Server パッケージのほかに、アプリケーションまたは開発環境で MySQL を使用するために、追加のコンポーネントが必要またはあると便利な場合があります。次のものが含まれますがこれに限りません。

  • ODBC を使用して MySQL Server に接続するには、Connector/ODBC ドライバが必要です。インストールおよび構成の説明を含む詳細情報は、MySQL Connector/ODBC Developer Guide を参照してください。

    注記

    MySQL Installer が、Connector/ODBC のインストールおよび構成を行います。

  • MySQL Server を .NET アプリケーションとともに使用するには、Connector/Net ドライバが必要です。インストールおよび構成の説明を含む詳細情報は、MySQL Connector/Net Developer Guide を参照してください。

    注記

    MySQL Installer が、Connector/NET のインストールおよび構成を行います。

MySQL の Windows 版配布は、http://dev.mysql.com/downloads/ からダウンロードできます。セクション2.1.3「MySQL の取得方法」を参照してください。

MySQL for Windows は複数の配布形式で利用可能です。次に詳細を説明します。一般的には、MySQL Installer を使用するとよいでしょう。以前の MSI よりも多くの機能と MySQL 製品を含み、ZIP ファイルよりも単純で使いやすく、MySQL を起動して実行するために追加のツールは不要です。MySQL Installer は、自動的に MySQL Server および追加の MySQL 製品をインストールし、オプションファイルを作成してサーバーを起動し、デフォルトのユーザーアカウントを作成できるようにします。パッケージ選択の詳細は、セクション2.3.2「インストール用パッケージの選択」 を参照してください。

Windows 上の MySQL の考慮事項

  • 大規模テーブルのサポート

    4G バイト以上のテーブルが必要な場合、NTFS 以降のファイルシステムに MySQL をインストールします。テーブルの作成時には、必ず MAX_ROWSAVG_ROW_LENGTH を使用します。セクション13.1.17「CREATE TABLE 構文」を参照してください。

  • MySQL およびウィルスチェックソフトウェア

    MySQL のデータおよび一時テーブル含むディレクトリに、Norton/Symantec Anti-Virus などのウィルススキャンソフトウェアがあると、MySQL のパフォーマンス、およびウィルススキャンソフトウェアがファイルの内容をスパムを含むものと誤認するという問題が生じる可能性があります。これは、ウィルススキャンソフトウェアのフィンガープリント解析メカニズムと、MySQL がさまざまなファイルを高速で更新する方法が潜在的なセキュリティーリスクと認識される可能性があるということが原因です。

    MySQL Server のインストール後、MySQL のテーブルデータを格納するために使用するメインディレクトリ (datadir) 上でのウィルススキャンを無効にすることが推奨されます。通常、ウィルススキャンソフトウェアには特定のディレクトリを無視するシステムが組み込まれており、有効にできます。

    また、MySQL はデフォルトで、標準の Windows 一時ディレクトリに一時ファイルを作成します。一時ファイルがスキャンされることも避けるために、MySQL の一時ファイル用に独立した一時ディレクトリを構成し、このディレクトリをウィルススキャンの除外リストに追加します。これを行うには、tmpdir パラメータの構成オプションを my.ini 構成ファイルに追加します。詳細については、セクション2.3.5.2「オプションファイルの作成」 を参照してください。


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