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コマンドラインから MySQL Shell を起動する場合、ユーザー名、ホスト、ポートなどの値ごとに個別のコマンドオプションを使用して接続パラメータを指定できます。 この方法で MySQL Shell を起動して MySQL Server インスタンスに接続する手順および例は、セクション4.3.1「個々のパラメータを使用した接続」 を参照してください。 この接続方法を使用する場合は、次のいずれかのオプションを追加して、起動時に作成するセッションオブジェクトのタイプを session
グローバルオブジェクトとして選択できます:
--mysqlx
(--mx
) は、X プロトコル を使用して MySQL Server インスタンスに接続するSession
オブジェクトを作成します。--mysql
(--mc
) は、クラシック MySQL プロトコル を使用して MySQL Server インスタンスに接続するClassicSession
オブジェクトを作成します。
たとえば、次のコマンドは MySQL Shell を起動し、ポート 33060 でリスニングしているローカル MySQL Server インスタンスへの X プロトコル 接続を確立します:
shell> mysqlsh --mysqlx -u user -h localhost -P 33060
MySQL Shell を SQL モードで起動する場合、--sqlx
および --sqlc
オプションにはセッションオブジェクトタイプの選択肢が含まれるため、かわりにこれらのいずれかを指定して、MySQL Shell で接続に X プロトコル または クラシック MySQL プロトコル を使用できます。 すべての mysqlsh コマンドラインオプションのリファレンスは、セクションA.1「mysqlsh — MySQL Shell」 を参照してください。
個々のオプションを使用して接続パラメータを指定するかわりに、URI のような接続文字列を使用して指定することもできます。 この文字列は、オプションの --uri
コマンドオプションを使用するかどうかにかかわらず、コマンドラインから MySQL Shell を起動するときに渡すことができます。 この接続方法を使用する場合、URI のような接続文字列の先頭に scheme
要素を含めて、作成するセッションオブジェクトのタイプを選択できます。mysqlx
は X プロトコル を使用して Session
オブジェクトを作成するか、mysql
は クラシック MySQL プロトコル を使用して ClassicSession
オブジェクトを作成します。 たとえば、次のいずれのコマンドも URI のような接続文字列を使用して MySQL Shell を起動し、ポート 3306 でリスニングしているローカル MySQL Server インスタンスへの クラシック MySQL プロトコル 接続を作成します:
shell> mysqlsh --uri mysql://user@localhost:3306
shell> mysqlsh mysql://user@localhost:3306
次の例のように、URI のような接続文字列の一部としてではなく、オプションとして接続プロトコルを指定することもできます:
shell> mysqlsh --mysql --uri user@localhost:3306
この方法で MySQL Server インスタンスに接続する手順および例は、URI 類似文字列またはキーと値のペアを使用したサーバーへの接続 を参照してください。
接続プロトコルを省略して、他の接続パラメータに基づいて MySQL Shell で自動的に検出されるようにできます。 たとえば、ポート 33060 を指定し、接続プロトコルを示すオプションがない場合、MySQL Shell は X プロトコル を使用して接続を試行します。 接続パラメータにプロトコルが指定されていない場合、MySQL Shell はまず X プロトコル を使用して接続を試行し、失敗した場合は クラシック MySQL プロトコル を使用して接続を試行します。