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4.2.2 MySQL Shell の起動後の Session グローバルオブジェクトの作成

MySQL Server インスタンスに接続せずに MySQL Shell を起動した場合は、MySQL Shell \connect コマンドまたは shell.connect() メソッドを使用して接続を開始し、session グローバルオブジェクトを作成できます。 または、shell.getSession() メソッドは session グローバルオブジェクトを返します。

MySQL Shell\connect コマンドは、前述および URI 類似文字列またはキーと値のペアを使用したサーバーへの接続 で説明されているように、URI のような接続文字列とともに使用されます。 URI のような接続文字列の先頭に scheme 要素を含めて、作成するセッションオブジェクトのタイプを選択できます。次に例を示します:

mysql-js> \connect mysqlx://user@localhost:33060

または、scheme 要素を省略し、--mysqlx (--mx) オプションを使用して X プロトコル または --mysql (--mc) を使用して Session オブジェクトを作成して、クラシック MySQL プロトコル を使用して ClassicSession オブジェクトを作成できます。 例:

mysql-js> \connect --mysqlx user@localhost:33060

shell.connect() メソッドは、\connect コマンドのかわりに MySQL Shell で session グローバルオブジェクトを作成するために使用できます。 この接続方法では、選択したプロトコルが scheme 要素として指定された URI のような接続文字列を使用できます。 例:

mysql-js> shell.connect('mysqlx://user@localhost:33060')

shell.connect() メソッドでは、JavaScript で JSON オブジェクトとして、または Python でディクショナリとして提供されるキーと値のペアを使用して、接続パラメータを指定することもできます。 選択したプロトコル (mysqlx または mysql) が scheme キーの値として指定されます。 例:

mysql-js> shell.connect( {scheme:'mysqlx', user:'user', host:'localhost', port:33060} )

これらの方法で MySQL Server インスタンスに接続する手順および例は、URI 類似文字列またはキーと値のペアを使用したサーバーへの接続 を参照してください。

接続プロトコルを省略して、プロトコルのデフォルトポートの指定など、他の接続パラメータに基づいて MySQL Shell で自動的に検出されるようにできます。 接続に使用されたプロトコルを確認するには、MySQL Shell\status コマンドまたは shell.status() メソッドを使用します。

session グローバルオブジェクトがすでに存在する場合 (起動時またはその後に作成)、\connect コマンドまたは shell.connect() メソッドを使用して新しい接続を作成すると、MySQL Shell は session グローバルオブジェクトによって表される既存の接続をクローズします。 これは、shell.connect() メソッドによって作成された新しいセッションオブジェクトを別の変数に割り当てる場合でも当てはまります。 session グローバルオブジェクト (session 変数によって参照される) の値は、引き続き新しい接続の詳細で更新されます。 複数の同時接続を使用可能にする場合は、セクション4.2.3「JavaScript および Python モードでのスクリプトセッション」 で説明されている代替機能を使用してこれらを作成します。