次の手順では、プラグインライブラリの作成に必要なステップの概要を示します。以降のセクションでは、プラグインのデータ構造体の設定、および特定のタイプのプラグインの作成について詳しく説明します。
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プラグインのソースファイルに、プラグインライブラリが必要とするヘッダーファイルをインクルードします。
plugin.h
ファイルは必須であり、ライブラリではほかのファイルも必要になることがあります。例:#include <stdlib.h> #include <ctype.h> #include <mysql/plugin.h>
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プラグインライブラリファイル用のディスクリプタ情報をセットアップします。サーバープラグインの場合は、ライブラリディスクリプタを記述します。ライブラリディスクリプタには、ファイル内の各サーバープラグインの一般プラグインディスクリプタが含まれている必要があります。詳細は、セクション24.2.4.2.1「サーバープラグインライブラリおよびプラグインディスクリプタ」を参照してください。また、ライブラリ内の各サーバープラグインのタイプ固有のディスクリプタをセットアップします。各プラグインの一般ディスクリプタは、タイプ固有のディスクリプタを指しています。
クライアントプラグインの場合は、クライアントディスクリプタを記述します。詳細は、セクション24.2.4.2.3「クライアントプラグインディスクリプタ」を参照してください。
各プラグインのプラグインインタフェース関数を作成します。たとえば、各プラグインの一般プラグインディスクリプタは、サーバーがプラグインをロードおよびアンロードするときに呼び出す初期化関数および初期化解除関数を指しています。プラグインのタイプ固有のディスクリプタは、インタフェース関数を指していることもあります。
サーバープラグインの場合は、ステータス変数およびシステム変数を設定します (ある場合)。
プラグインライブラリを共有ライブラリとしてコンパイルし、プラグインディレクトリにインストールします。詳細は、セクション24.2.4.3「プラグインライブラリのコンパイルおよびインストール」を参照してください。
サーバープラグインの場合は、プラグインをサーバーに登録します。詳細は、セクション5.1.8.1「プラグインのインストールおよびアンインストール」を参照してください。
プラグインをテストして、正しく動作することを確認します。