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MySQL 5.6 リファレンスマニュアル
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MySQL 5.6 リファレンスマニュアル  /  データ型  /  空間データの拡張

11.5 空間データの拡張

Open Geospatial Consortium (OGC) は、空間データを管理するあらゆる種類のアプリケーションで役立つ、公的に利用可能な概念的ソリューションの開発に携わっている 250 以上の企業、機関、および大学の国際的なコンソーシアムです。

空間データをサポートするように SQL RDBMS を拡張するための複数の概念的な方法を提案したドキュメントとして、Open Geospatial Consortium から「OpenGIS® Implementation Standard for Geographic information - Simple feature access - Part 2: SQL option」が発行されています。この仕様書は、OGC Web サイト (http://www.opengeospatial.org/standards/sfs) から入手できます。

MySQL は、OGC の仕様書に従って、幾何型を含む SQL 環境のサブセットとして空間拡張を実装しています。この用語は、一連の幾何型で拡張された SQL 環境を意味しています。幾何値を含む SQL カラムは、幾何型のカラムとして実装されています。仕様書では、一連の SQL 幾何型のほか、幾何値を作成し分析するためにこれらの型に対して行われる関数について説明しています。

MySQL 空間拡張により、地理的特性の生成、ストレージ、および分析が可能になります。

  • 空間値を表すデータ型

  • 空間値を操作する関数

  • 空間カラムへのアクセス時間を改善するための空間インデックス設定

データ型と関数は、MyISAMInnoDBNDB、および ARCHIVE テーブルで使用できます。空間カラムのインデックス設定については、MyISAM は、SPATIAL インデックスと非 SPATIAL インデックスの両方をサポートします。その他のストレージエンジンは、セクション13.1.13「CREATE INDEX 構文」で説明しているように、非 SPATIAL インデックスをサポートします。

地理的特性とは、位置を特定できる世界中のあらゆるもののことです。特性は次のいずれかになります。

  • 実体。山、池、都市など。

  • 領域。町の区域や熱帯地域など。

  • 定義可能な位置。2 つの道路が交差する特定の場所となる交差点など。

ドキュメントによっては、地理空間特性という用語を地理的特性の意味で使用している場合もあります。

幾何図形も地理的特性を表す用語です。幾何図形という用語はもともと、地球の測量を意味していました。地図作成者が世界のマッピングに使用する幾何特性を指す別の意味は、地図作成の分野からのものです。

ここでの説明では、地理的特性地理空間特性特性幾何図形の用語をシノニムと見なします。もっともよく使用される用語は幾何図形であり、位置を特定できる世界中のあらゆるものを表す地点または地点の集約として定義されています。

次の資料では次のトピックを取り上げます。

  • MySQL モデルに実装された空間データ型

  • OpenGIS 幾何モデルでの空間拡張の基本

  • 空間データを表現するためのデータ形式

  • MySQL で空間データを使用する方法

  • 空間データのインデックスの使用方法

  • OpenGIS 仕様と MySQL 実装との差異

空間データを演算する関数の詳細は、セクション12.15「空間分析関数」を参照してください。

MySQL の GIS に対する適合性と互換性

MySQL は次の GIS 機能を実装していません。

  • 追加のメタデータビュー

    OpenGIS の仕様書では追加メタデータビューがいくつか提案されています。たとえば、GEOMETRY_COLUMNS という名前のシステムビューには、データベース内の幾何カラムごとに 1 行ずつ、幾何カラムの記述が含まれます。

  • LineString および MultiLineString での OpenGIS 関数 Length() は、MySQL で GLength() として呼び出す必要があります。

    これは、文字列値の長さを計算する既存の SQL 関数 Length() が存在していますが、この関数がテキスト、空間のどちらのコンテキストで呼び出されたのかを判定できない場合があるからです。

追加のリソース

  • 空間データをサポートするように SQL RDBMS を拡張するための複数の概念的な方法を提案したドキュメントとして、Open Geospatial Consortium から「OpenGIS® Implementation Standard for Geographic information - Simple feature access - Part 2: SQL option」が発行されています。Open Geospatial Consortium (OGC) は、http://www.opengeospatial.org/ で Web サイトを管理しています。仕様書は http://www.opengeospatial.org/standards/sfs で入手できます。ここでの資料に関連した追加情報が用意されています。

  • MySQL に対する空間拡張の使用について質問や関心がある場合は、GIS フォーラム (https://forums.mysql.com/list.php?23) で議論できます。


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