次の問題と注記に留意してください。
起動アイテムは、起動デーモンを優先するため OS X 10.4 で非推奨になりました。OS X 10.10 (Yosemite) では起動アイテムは機能しません。このため、起動アイテムよりも起動デーモンを使用することが推奨されます。
MySQL ディレクトリおよびデータを所有する特定の
mysql
ユーザーの作成が必要となる (またはしたほうがよい) 場合があります。これは、 ディレクトリユーティリティーを通じて実行可能であり、mysql
ユーザーがすでに存在している必要があります。シングルユーザーモードで使用するには、_mysql
(アンダースコアのプリフィクスに注意してください) のエントリが/etc/passwd
システムファイルにすでに存在している必要があります。-
MySQL の起動時に「insecure startup item disabled」エラーが生じる場合は、次の手順に従ってください。パス名はシステムに合わせて適切に調整してください。
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次のコマンドを使用して mysql.script を変更します (1 行に入力します)。
shell> sudo /Applications/TextEdit.app/Contents/MacOS/TextEdit /usr/local/mysql/support-files/mysql.server
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basedir
の値を定義しているオプションファイルを探し、次の行を含むように変更します。basedir=/usr/local/mysql datadir=/usr/local/mysql/data
/Library/StartupItems/MySQLCOM/
ディレクトリで、グループ ID を次のようにstaff
からwheel
に変更します。shell> sudo chgrp wheel MySQLCOM StartupParameters.plist
「システム環境設定」または Terminal.app からサーバーを起動します。
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MySQL Package Installer は、MySQL のコンテンツをバージョンとプラットフォームに固有のディレクトリにインストールするため、これを利用して、アップグレードしてバージョン間でデータベースの移行を実行できます。
data
ディレクトリを古いバージョンから新しいバージョンにコピーするか、あるいは代替のdatadir
値を指定してデータディレクトリの場所を設定することが必要になります。デフォルトでは、MySQL ディレクトリは/usr/local/
の下にインストールされます。-
シェルのリソースファイルにエイリアスを追加すると、コマンド行から mysql および mysqladmin などのよく使用するプログラムに容易にアクセスできます。bash での構文は次のようになります。
alias mysql=/usr/local/mysql/bin/mysql alias mysqladmin=/usr/local/mysql/bin/mysqladmin
tcsh では次を使用します。
alias mysql /usr/local/mysql/bin/mysql alias mysqladmin /usr/local/mysql/bin/mysqladmin
/usr/local/mysql/bin
to yourPATH
環境変数を追加するとさらによいでしょう。これを行うには、シェルの適切な起動ファイルを変更します。詳細については、セクション4.2.1「MySQL プログラムの起動」を参照してください。 古いインストールからの MySQL データベースファイルのコピーが終了して新しいサーバーの起動が完了したら、ディスクスペースを節約するために古いインストールファイルを削除するとよいでしょう。さらに、
/Library/Receipts/mysql-
にある、古いバージョンのパッケージを入れたディレクトリも削除する必要があります。VERSION
.pkgOS X 10.7 より前では、MySQL Server は OS X Server にバンドルされていました。