このユーティリティーは MySQL 5.6.17 で非推奨で、MySQL 5.7 で削除されます。
mysql_setpermission はもともと Luuk de Boer によって作成および提供された Perl スクリプトです。それは MySQL 付与テーブルに許可をインタラクティブに設定します。mysql_setpermission は Perl で記述され、DBI
および DBD::mysql
Perl モジュールがインストールされていることを必要とします (セクション2.13「Perl のインストールに関する注釈」を参照してください)。
mysql_setpermission は次のように起動します。
shell> mysql_setpermission [options]
options
は、ヘルプメッセージを表示するための --help
、または MySQL サーバーへの接続方法を示すオプションにしてください。付与テーブル内の既存の許可を変更する場合は、接続するときに使用されるアカウントによって、保有している許可が決定されます。
mysql_setpermissions は、ユーザーのホームディレクトリに .my.cnf
ファイルが存在する場合は、そこから [client]
グループおよび [perl]
グループのオプションも読み取ります。
mysql_setpermission は次のオプションをサポートします。
-
ヘルプメッセージを表示して終了します。
-
指定されたホストの MySQL サーバーに接続します。
-
サーバーに接続する際に使用するパスワードです。ほかの MySQL プログラムとは異なり、このオプションではパスワード値はオプションではありません。
コマンド行でパスワードを指定することはセキュアでないとみなすべきです。セクション6.1.2.1「パスワードセキュリティーのためのエンドユーザーガイドライン」を参照してください。オプションファイルを使用すれば、コマンド行でパスワードを指定することを回避できます。
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接続に使用する TCP/IP ポート番号。
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localhost
への接続で使用する Unix ソケットファイル。 -
サーバーへの接続時に使用する MySQL ユーザー名。