Redo ログファイルを読み取って、そのエラーをチェックする、または人間が読むことのできる形式で内容を出力する、あるいはその両方を行います。ndbd_redo_log_reader は、MySQL Cluster 開発者およびサポート担当者が問題をデバッグおよび診断するために使用することが主に意図されています。
このユーティリティーはまだ開発中であり、構文および動作は今後の MySQL Cluster リリースで変更されることがあります。
ndbd_redo_log_reader の C++ ソースファイルは、/storage/ndb/src/kernel/blocks/dblqh/redoLogReader
ディレクトリにあります。
次の表には、MySQL Cluster プログラム ndbd_redo_log_reader に固有のオプションが含まれています。追加説明が表のあとにあります。ほとんどの MySQL Cluster プログラム (ndbd_redo_log_reader を含む) に共通するオプションについては、セクション18.4.27「MySQL Cluster プログラムに共通するオプション — MySQL Cluster プログラムに共通するオプション」を参照してください。
使用法
ndbd_redo_log_reader file_name [options]
file_name
はクラスタ Redo ログファイルの名前です。Redo ログファイルはデータノードのデータディレクトリ (DataDir
) の下の番号付きディレクトリにあり、このディレクトリから Redo ログファイルへのパスは ndb_
というパターンに一致します。それぞれの箇所で、#
_fs/D#
/LCP/#
/T#
F#
.Data#
は数字を表しています (同じ数字であるとはかぎりません)。詳細は、NDB Cluster Data Node File System Directoryを参照してください。
読み取られるファイルの名前の後ろには、次に一覧する 1 つ以上のオプションが続くことがあります。
ndb_print_backup_file および ndb_print_schema_file と同様に (および管理サーバーのホストで実行すること、または管理サーバーに接続することが意図されているほとんどの NDB
ユーティリティーと異なり)、ndbd_redo_log_reader は、データノードファイルシステムに直接アクセスするため、クラスタデータノードで実行する必要があります。このユーティリティーは管理サーバーを使用しないため、管理サーバーが実行されていない場合、およびクラスタが完全にシャットダウンされている場合にも使用できます。