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InnoDB の早期のバージョンでは、データベースファイルに名前のないファイル形式 (現在は Antelope と呼ばれます) を使用していました。そのファイル形式では、テーブルは ROW_FORMAT=COMPACT
または ROW_FORMAT=REDUNDANT
で定義されます。InnoDB は、可変長カラム (BLOB
や VARCHAR
など) の最初の 768 バイトまでを B ツリーノード内のインデックスレコードに格納し、残りの部分はオーバーフローページに格納されます。
これらの以前のバージョンとの互換性を維持するために、最新の InnoDB で作成されたテーブルは、デフォルトで COMPACT
行フォーマットになります。新しい DYNAMIC
および COMPRESSED
行フォーマットについては、セクション14.9.3「DYNAMIC および COMPRESSED 行フォーマット」を参照してください。
Antelope ファイル形式では、カラムの値が 768 バイト以下の場合、オーバーフローページは必要なく、値が B ツリーノード内に格納されるために I/O がある程度削減される可能性があります。これは、比較的短い BLOB
の場合に適切に機能しますが、B ツリーノードがキー値ではなくデータでいっぱいになり、それによって効率が低下する可能性があります。多数の BLOB
カラムを含むテーブルでは、B ツリーノードがデータでいっぱいになり、含まれる行数が少なすぎるために、行が短い場合や、カラム値がオフページに格納される場合に比べてインデックス全体の効率が低下することがあります。