innodb_file_format
構成パラメータは、新しい InnoDB
テーブルに使用するファイル形式を定義します。このパラメータは、独自のテーブルスペースを持つテーブルにのみ適用できるため、innodb_file_per_table
を有効にする必要があります。
innodb_file_format
パラメータは現在、Antelope および Barracuda ファイル形式をサポートしています。テーブル圧縮や新しい DYNAMIC
行フォーマットなどの、Barracuda ファイル形式によってサポートされる機能を利用する新しいテーブルを作成するには、innodb_file_format
を BARRACUDA
に設定します。
MySQL 5.1 以前のリリースで組み込み InnoDB がデータベースにアクセスできなくなるような、Barracuda ファイル形式によってサポートされる新機能の使用を除外するには、innodb_file_format
を省略するか、またはそれを Antelope に設定します。
innodb_file_format
の値は、mysqld
の起動時にコマンド行で設定するか、あるいはオプションファイル my.cnf
(Unix オペレーティングシステム) または my.ini
(Windows) で設定できます。また、SET GLOBAL
ステートメントで動的に変更することもできます。
mysql> SET GLOBAL innodb_file_format=BARRACUDA;
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
可能な場合、新しいテーブルには Barracuda 形式を使用することをお勧めしますが、MySQL 5.5 では、異なる MySQL リリースを含むレプリケーション構成との最大限の互換性のために、デフォルトのファイル形式は引き続き Antelope です。