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INNODB_SYS_TABLESTATS
は、InnoDB
テーブルに関する低レベルのステータス情報のビューを提供します。このデータは、InnoDB
テーブルのクエリー時に使用するインデックスを計算するために MySQL オプティマイザによって使用されます。この情報は、ディスクに格納されるデータに従うのではなく、インメモリーデータ構造から派生されます。対応する内部 InnoDB
システムテーブルはありません。
InnoDB
テーブルは、最後にサーバーを再起動してから開かれており、テーブルキャッシュから削除されていない場合、このビューに表示されます。永続的統計を利用できるテーブルは、このビューに常に表示されます。
関連する使用法と使用例については、セクション14.14.3「InnoDB INFORMATION_SCHEMA システムテーブル」を参照してください。
表 21.14 INNODB_SYS_TABLESTATS のカラム
カラム名 | 説明 |
---|---|
TABLE_ID |
統計を利用できるテーブルを表す識別子。INNODB_SYS_TABLES.TABLE_ID と同じ値を使用します。 |
NAME |
テーブルの名前。INNODB_SYS_TABLES.NAME と同じ値を使用します。 |
STATS_INITIALIZED |
値は、統計がすでに収集されている場合は Initialized で、収集されていない場合は Uninitialized です。 |
NUM_ROWS |
現在の推定されるテーブル内の行数。それぞれの DML 操作後に更新されます。コミットされていないトランザクションがテーブルに挿入されたり、テーブルから削除されたりする場合、正確ではなくなることがあります。 |
CLUST_INDEX_SIZE |
クラスタ化されたインデックスを格納するディスク上のページ数。主キー順に InnoDB テーブルデータを保持します。この値は、テーブルの統計がまだ収集されていない場合は NULL になることがあります。 |
OTHER_INDEX_SIZE |
テーブルに関するすべてのセカンダリインデックスを格納する、ディスク上のページの数。この値は、テーブルの統計がまだ収集されていない場合は NULL になることがあります。 |
MODIFIED_COUNTER |
INSERT 、UPDATE 、DELETE などの DML 操作と外部キーのカスケード操作によって変更された行の数。このカラムは、テーブル統計が再計算されるごとにリセットされます。 |
AUTOINC |
すべての自動インクリメントベースの操作で発行される次の番号。AUTOINC 値の変更ペースは、自動インクリメント番号が要求された回数と、要求ごとに認められる番号の数に応じて異なります。 |
REF_COUNT |
このカウンタがゼロになると、テーブルメタデータをテーブルキャッシュから削除できます。 |
例:
mysql> SELECT * FROM INFORMATION_SCHEMA.INNODB_SYS_TABLESTATS where TABLE_ID = 71 \G
*************************** 1. row ***************************
TABLE_ID: 71
NAME: test/t1
STATS_INITIALIZED: Initialized
NUM_ROWS: 1
CLUST_INDEX_SIZE: 1
OTHER_INDEX_SIZE: 0
MODIFIED_COUNTER: 1
AUTOINC: 0
REF_COUNT: 1
1 row in set (0.00 sec)
注:
このテーブルは、主に、専門家レベルのパフォーマンスモニタリングや、MySQL のパフォーマンス関連の拡張を開発するときに役立ちます。
DESCRIBE
またはSHOW COLUMNS
を使用して、データ型とデフォルト値を含む、このテーブルのカラムに関する追加情報を表示します。このテーブルをクエリーするには
PROCESS
権限が必要です。