INNODB_FT_BEING_DELETED
テーブルは、OPTIMIZE TABLE
の保守操作中にのみ使用される INNODB_FT_DELETED
テーブルのスナップショットです。OPTIMIZE TABLE
が実行されると、INNODB_FT_BEING_DELETED
テーブルは空になり、INNODB_FT_DELETED
テーブルから DOC_ID が削除されます。INNODB_FT_BEING_DELETED
の内容は一般に有効期間が短いため、モニタリングやデバッグでのこのテーブルの有用性はかぎられます。FULLTEXT
インデックスを持つテーブルでの OPTIMIZE TABLE
の実行の詳細は、セクション12.9.6「MySQL の全文検索の微調整」を参照してください。
このテーブルは最初から、構成変数 innodb_ft_aux_table
の値を設定するまで空です。出力は、INNODB_FT_DELETED
テーブルに対して用意された出力例に似ています。
関連する使用法と使用例については、セクション14.14.4「InnoDB INFORMATION_SCHEMA FULLTEXT インデックステーブル」を参照してください。
表 21.27 INNODB_FT_BEING_DELETED のカラム
カラム名 | 説明 |
---|---|
DOC_ID |
削除されている過程にある行のドキュメント ID。この値は、ベースとなるテーブルに対して定義した ID カラムの値を反映することも、テーブルに適切なカラムが含まれないときに InnoDB によって生成されたシーケンス値にすることもできます。削除された行のデータが OPTIMIZE TABLE ステートメントによって FULLTEXT インデックスから物理的に削除される前にテキスト検索を行う場合、この値は innodb_ft_index_table テーブルの行をスキップするために使用されます。詳細は、InnoDB 全文インデックスの最適化を参照してください。 |
注:
DESCRIBE
またはSHOW COLUMNS
を使用して、データ型とデフォルト値を含む、このテーブルのカラムに関する追加情報を表示します。このテーブルをクエリーするには
PROCESS
権限が必要です。InnoDB
FULLTEXT
検索の詳細は、セクション14.2.13.3「FULLTEXT インデックス」およびセクション12.9「全文検索関数」を参照してください。