MySQL イベントスケジューラは、イベント、つまりスケジュールに従って実行するタスクのスケジュール設定および実行を管理します。次の説明では、イベントスケジューラを取り上げ、次のセクションに分かれています。
セクション20.4.1「イベントスケジューラの概要」では、MySQL イベントの概論と概念的概要を示します。
セクション20.4.3「イベント構文」では、MySQL イベントを作成、変更、および削除するための SQL ステートメントについて説明します。
セクション20.4.4「イベントメタデータ」では、イベントに関する情報の取得方法と、MySQL Server でのこの情報の格納方法を示します。
セクション20.4.6「イベントスケジューラと MySQL 権限」では、イベントを処理するために必要な権限と、実行時に権限に関してイベントが持つ派生問題について説明します。
ストアドルーチンには、mysql
データベース内の event
テーブルが必要です。このテーブルは、MySQL 5.6 インストール手順中に作成されます。以前のバージョンから MySQL 5.6 にアップグレードしている場合は、必ず付与テーブルを更新して、event
テーブルがあるかどうか確認してください。セクション4.4.7「mysql_upgrade — MySQL テーブルのチェックとアップグレード」を参照してください。
追加のリソース
スケジュール設定済みイベントを扱うときには、「MySQL Event Scheduler User Forum」が役立ちます。
イベントの使用にはいくつかの制限があります。セクションD.1「ストアドプログラムの制約」を参照してください。
イベントのバイナリロギングは、セクション20.7「ストアドプログラムのバイナリロギング」で説明しているように行われます。