1.1 バックアップのタイプ

さまざまな種類のバックアップ手法は、ホット (もっとも望ましい) からコールド (もっとも中断が多い) までの段階で分類されます。バックアップの進行中でも継続して、データベースシステムと、関連したアプリケーションおよび Web サイトを動作および応答できるようにすることが目標です。

ホットバックアップは、データベースが実行している間に実行されます。このタイプのバックアップは、通常のデータベース操作を妨げません。バックアップが行われている間に生じた変更内容も取得します。これらの理由により、データベースが増大する次の場合にはホットバックアップが最適です。バックアップに非常に長い時間がかかるほどデータが大きな場合や、アプリケーション、Web サイト、または Web サービスをオフラインにすることなく、ビジネスにとって非常に重要なデータの最新の変更内容をすべて取得する必要がある場合。

MySQL Enterprise Backup は、すべての InnoDB テーブルのホットバックアップを行います。MyISAM テーブルとほかの非 InnoDB テーブルは、ウォームバックアップ手法を使用して最後にバックアップされます。データベースは実行し続けますが、バックアップフェーズ中にシステムは読み取り専用状態になります。

データベースが停止している間にコールドバックアップを実行することもできます。サービスの停止を回避するには、通常、このようなバックアップは、アプリケーション全体または Web サイトをダウンさせずに停止できるレプリケーションスレーブから実行します。

留意点

ホットバックアップフェーズ中にできるだけ多くのデータをバックアップするには、新しいテーブルに対するデフォルトのストレージエンジンとして InnoDB を指定するか、InnoDB ストレージエンジンを使用するように既存のテーブルを変換します。(MySQL 5.5 以上では、現在 InnoDB が新しいテーブルのデフォルトのストレージエンジンになっています。)

ホットバックアップとウォームバックアップ中、データベースの構造に関する情報は、自動的にデータベース接続を通じて取得されます。コールドバックアップの場合、構成ファイルまたはコマンド行オプションを通じてファイルの場所を指定する必要があります。


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