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MySQL Enterprise Backup ユーザーズガイド (バージョン 3.11)
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9.1 Oracle Secure Backup によるテープへのバックアップ

テープドライブは、バックアップデータ用の価格が手頃な大容量のストレージデバイスです。MySQL Enterprise Backup 製品は、Oracle Secure Backup (OSB) などのメディア管理ソフトウェア (MMS) とやり取りして、MySQL バックアップおよびリストアジョブを進めます。メディア管理ソフトウェアは、バージョン 2 以上の System Backup to Tape (SBT) インタフェースをサポートしている必要があります。

MySQL Enterprise Backup 側で、ファイル名の前にプリフィクス sbt: を付け、--backup-image パラメータを使用して、単一ファイルバックアップとしてバックアップジョブを実行し、オプションでほかの --sbt-* パラメータを mysqlbackup コマンドに渡して、SBT 処理のさまざまな側面を制御します。--sbt-* オプションをセクション5.1.10「単一ファイルバックアップオプション」に示しています。

OSB 側で、mysqlbackup を呼び出す構成可能なコマンドを指定して、MySQL Enterprise Backup ジョブをスケジュールできます。暗号化などの OSB の機能を制御するには、それらの機能を特定のバックアップに適用するストレージセレクタを定義し、MySQL Enterprise Backup パラメータ --sbt-database-name=storage_selector を使用して、ストレージセレクタの名前を OSB に渡します。

MySQL データをテープにバックアップするには:

  • mysqlbackup コマンドの --backup-image=sbt:name パラメータを指定して、バックアップデータを一意に識別します。sbt: プリフィクスは、バックアップデータをローカルファイルではなく、MMS に送信し、引数値の残りは、MMS 内の一意のバックアップ名として使用されます。

  • mysqlbackup コマンドの --sbt-database-name パラメータを指定し、OSB オペレータがこの MySQL ソースからバックアップ用のストレージセレクタを構成できるようにします。(このパラメータは OSB オペレータによって定義されたストレージセレクタを表し、MySQL データベース名ではありません。)デフォルトで、mysqlbackup はこの MMS パラメータに MySQL の値を指定します。このオプションへの引数は 8 バイトに制限されます。

  • 複数のメディア管理プログラムがインストールされている場合、使用する特定の SBT ライブラリを選択するには、mysqlbackup コマンドの --sbt-lib-path パラメータを指定します。--sbt-lib-path パラメータを指定しない場合、mysqlbackup は通常のオペレーティングシステムパスと環境変数を使用して、Linux および Unix システムでは libobk.so および Windows システムでは ORASBT.DLL という名前の SBT ライブラリを見つけます。--sbt-lib-path を指定する場合、パスの指定に加えて、ライブラリに別のファイル名を使用することができます。

  • 通常 --sbt-environment オプションを使用して、環境変数によって制御されるその他の製品固有の設定を指定します。

テープから MySQL データをリストアするには:

  • リストア操作の一部として mysqlbackup コマンドの --backup-image=sbt:name パラメータを指定します。元のバックアップ時と同じ name 値を使用します。この単一のパラメータは、該当するテープデバイスから該当するデータを取得します。

  • オプションで、バックアップ操作の場合と同じ値を使用して、--sbt-lib-path オプションを使用します。

  • 通常 --sbt-environment オプションを使用して、環境変数によって制御されるその他の製品固有の設定を指定します。

Oracle Secure Backup の製品固有の情報については、Oracle Secure Backup のドキュメントを参照してください。

例 9.1 Oracle Secure Backup と MySQL Enterprise Backup を使用したサンプル mysqlbackup コマンド

# Uses libobk.so or ORASBT.DLL in standard places):
mysqlbackup --port=3306 --protocol=tcp --user=root --password \
  --backup-image=sbt:backup-shoeprod-2011-05-30 \
  --backup-dir=/backup backup-to-image

# Associates this backup with storage selector 'shoeprod':
mysqlbackup --port=3306 --protocol=tcp --user=root --password \
  --backup-image=sbt:backup-shoeprod-2011-05-30 \
  --sbt-database-name=shoeprod \
  --backup-dir=/backup backup-to-image

# Uses an alternative SBT library, /opt/Other-MMS.so:
mysqlbackup --port=3306 --protocol=tcp --user=root --password \
  --backup-image=sbt:backup-shoeprod-2011-05-30 \
  --sbt-lib-path=/opt/Other-MMS.so \
  --backup-dir=/backup backup-to-image