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MySQL Enterprise Backup ユーザーズガイド (バージョン 3.11)
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3.3.3 圧縮バックアップの作成

ディスク領域を節約するために、mysqlbackup--compress オプションを使用して、InnoDB バックアップデータファイルを圧縮できます。圧縮を使用すると、より多くのバックアップデータを保有でき、別のサーバーへのバックアップデータの転送時間を短縮できます。マイナス面としては、バックアップ自体を行う間の CPU オーバーヘッドの増大と、データを圧縮解除するためのリストアプロセスに必要な時間の増加があります。

バックアップ圧縮機能は、InnoDB テーブルでのみ機能します。バックアップ中に InnoDB テーブルスペースファイルを圧縮したあと、これらのファイルには、通常の .ibd 拡張子でなく .ibz 拡張子が付けられます。追加のディスク領域を節約せずに CPU サイクルを浪費することを避けるために、--compress は、Barracuda ファイル形式を使用した圧縮済みのテーブルを圧縮しようとしません。このようなテーブルスペースファイルは通常の .ibd 拡張子のままです。

注記

InnoDB テーブルスペース内に未使用領域がある場合、非圧縮バックアップ中にファイル全体がコピーされます。未使用領域のストレージオーバーヘッドを避けるため、圧縮バックアップを実行してください。

--compress オプションは、完全バックアップだけに使用でき、増分バックアップには使用できません。

--compress-method オプションで、使用する圧縮アルゴリズムを選択することもできます。ZLIB または LZMA 圧縮アルゴリズムを使用する場合は、--compress-level オプションで圧縮のレベルも選択できます。詳細は、セクション5.1.7「圧縮オプション」を参照してください。

圧縮バックアップを作成するためのコマンド例は次のとおりです。

mysqlbackup --defaults-file=/etc/my.cnf --compress --compress-level=5 backup

単一ファイルの圧縮バックアップを作成するためのコマンド例は次のとおりです。

mysqlbackup --defaults-file=/etc/my.cnf --compress --compress-level=5 \
  --backup-image=backup.img backup-to-image

次のステップ:

  • 完全バックアップと増分バックアップの終わりに表示されるメッセージ内の (たとえば mysqlbackup: Was able to parse the log up to lsn LSN_number の行内にある) LSN 値を書き留めてください。この完全バックアップのあとに行われた変更の増分バックアップを実行するときに、この値を指定します。

  • いつでも完全バックアップをリストアできるよう、圧縮バックアップファイルにログを適用します。最初にバックアップデータを別のサーバーに移動して、データベースサーバーでこの操作を実行する CPU および I/O オーバーヘッドを回避できます。

  • ログを適用したあと、定期的に増分バックアップを取得します。これは完全バックアップより小さく、すばやく作成できます。