Documentation Home
MySQL Enterprise Backup ユーザーズガイド (バージョン 3.11)
Download this Manual
PDF (US Ltr) - 1.3Mb
PDF (A4) - 1.3Mb
HTML Download (TGZ) - 164.6Kb
HTML Download (Zip) - 190.9Kb


5.1.1.3 既存のバックアップのリストア

バックアップからデータファイルをデータベースサーバー内のそれらの元の場所にリストアします。リストア操作の前に、まず MySQL インスタンスをシャットダウンする必要があります。オプション datadirinnodb_log_files_in_group、および innodb_log_file_size をターゲットサーバーの構成ファイル内、--defaults-file オプションによって指定されたファイル内、またはコマンド行オプションとしてのいずれかに指定する必要があります。使用方法と例については、第4章「データベースのリカバリとリストアを参照してください。

mysqlbackup [STD-OPTIONS]
            [SERVER-REPOSITORY-OPTIONS]
            [--backup-dir=PATH]
            [MESSAGE-LOGGING-OPTIONS]
            [PARTIAL-BACKUP-RESTORE-OPTIONS]
            [PROGRESS-REPORT-OPTIONS]
            [CLOUD-STORAGE-OPTIONS]
            copy-back

mysqlbackup [STD-OPTIONS]
            [SERVER-REPOSITORY-OPTIONS]
            [--backup-image=IMAGE]
            [--backup-dir=PATH]
            [MESSAGE-LOGGING-OPTIONS]
            [PARTIAL-BACKUP-RESTORE-OPTIONS]
            [PROGRESS-REPORT-OPTIONS]
            [ENCRYPTION-OPTIONS]
            [CLOUD-STORAGE-OPTIONS]
            copy-back-and-apply-log
  • copy-back

    バックアップから MySQL サーバー内の元の場所にファイルをリストアします。

    完全なリストアを実行する (バックアップデータを使用して、新しい MySQL サーバーをセットアップしたり、既存の MySQL サーバーのすべてのデータを置換したりする場合など) 前に、リストア先のディレクトリへの何らかのクリーンアップ作業が必要になることがあります。詳細は、セクション4.2「リストア操作の実行」を参照してください。

    --use-tts オプションを使用して作成したバックアップをリストアする場合は、いくつかの特別な要件があります。詳しくは「Restoring Backups Created with the --use-tts Option」を参照してください。

  • copy-back-and-apply-log

    1 ステップで、--backup-image オプションで指定した単一ファイルバックアップまたは --backup-dir オプションで指定したディレクトリからのバックアップをサーバーのデータディレクトリにリストアし、apply-log 操作を実行して、リストアしたデータを最新にします。単一ファイルバックアップをリストアするための複数ステップのアプローチ (これは一般に、圧縮されたイメージをリストアする場合の extractuncompressapply-log、および copy-back、または圧縮されていないイメージの場合の extractapply-log、および copy-back の連続した手順の実行から構成される) と比較して、このオプションにより、リストアプロセスが簡単かつ高速になり、必要なディスク領域も節約されます。

    次に、copy-back-and-apply-log を使用したさまざまな種類のバックアップリストアの特別な要件をいくつか示します。

    • 圧縮されたディレクトリやイメージをリストアするには、コマンド行に --uncompress オプションを含めます。

    • 単一ファイルバックアップをリストアするには、--backup-image オプションでバックアップイメージの場所を指定するほか、--backup-dir オプションで、リストアプロセス中に生成される一時ファイルを格納するために使用されるフォルダの場所も指定します。

    • 増分バックアップディレクトリをリストアするには、フルバックアップ (増分バックアップの基となる) がすでにリストアされていることを前提とします。

    • 単一ファイルの増分バックアップをリストアするには、--backup-image オプションで増分バックアップイメージの場所を指定するほか、--backup-dir または --incremental-backup-dir オプションで、リストアプロセス中に生成される一時ファイルを格納するために使用されるフォルダの場所も指定します。

    • --use-tts オプションで作成されたバックアップをリストアするには:

      • Restoring Backups Created with the --use-tts Option」で説明している一般的な要件を参照してください。

      • オプション設定 --use-tts=with-minimum-locking で作成されたイメージバックアップをリストアする場合、--backup-dir オプションで、バックアップ内のすべてのテーブルを一時的に抽出するためと、apply-log 操作を実行して、データをサーバーのデータディレクトリにリストアする前に、データを最新にするために使用されるフォルダの場所を指定します。

      • オプション --use-tts で作成されたバックアップディレクトリをリストアする場合、バックアップディレクトリに対して apply-log 操作が実行されます。これは、取得されたバックアップがプロセス中に変更されることを意味するため、ユーザーは、何らかの問題が発生した場合にバックアップデータの損失を避けるため、リストアを続行する前に、バックアップディレクトリの余分なコピーを作成した方がよいと考えられます。

    次にも注意してください。

    • --skip-unused-pages オプションによって作成されたバックアップは、copy-back-and-apply-log を使用してリストアできません。

    • MySQL Enterprise Backup 3.8.2 以前で取得されたイメージバックアップの場合、バックアップ内の .isl ファイルによって指し示されているテーブルごとの .ibd ファイルは、copy-back-and-apply-log によって、.isl ファイルで指し示されている場所ではなく、サーバーのデータディレクトリにリストアされます。

    copy-back-and-apply-log 操作の最後に、データディレクトリ内にファイル backup_variables.txt が作成されるか、更新されます。このファイルには、リストアされた内容に関するメタデータが格納され、その後の増分バックアップの単一ステップのリストアによって使用されます。ユーザーが削除または変更しないでください。

    copy-back-and-apply-log サブコマンドでさまざまな種類のバックアップをリストアするサンプルコマンドについては、セクション4.2「リストア操作の実行」を参照してください。

警告

レプリケーション目的でサーバーをリストアする際に、バックアップされたサーバーで innodb_undo_directory オプションを使用して、Undo ログをデータディレクトリ以外に配置した場合、copy-back または copy-back-and-apply-log で、--defaults-file オプションに対してファイル server-my.cnf または server-all.cnf を使用する際は、ファイル内に innodb_undo_directory オプションを正しく構成するように注意してください。そうしないと、元のサーバー上のデータやログファイルが誤って上書きされることがあります。