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MySQL Enterprise Backup ユーザーズガイド (バージョン 3.11)
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5.1.13 進行状況レポートオプション

mysqlbackup の進行状況レポート機能を制御するために、--show-progress--progress-interval の 2 つのオプションがあります。

  • --show-progress[={stderr|stdout|file:FILENAME|fifo:FIFONAME|table|variable}]

    Property Value
    コマンド行形式 --show-progress[=destinations]
    列挙
    有効な値

    stderr

    stdout

    file:FILENAME

    fifo:FIFONAME

    table

    variable

    このオプションは mysqlbackup に、その操作に関して、進行状況インジケータと呼ばれる短い進行状況レポートを定期的に出力するように指示します。

    オプションの引数は、進行状況インジケータの送信先を制御します。

    • stderr: 進行状況インジケータは標準エラーストリームに送信されます。レポートはタイムスタンプ付きの mysqlbackup INFO メッセージに埋め込まれます。例:

       130607 12:22:38 mysqlbackup: INFO: Progress: 191 of 191 MB; state: Completed

    • stdout: 進行状況インジケータは標準出力ストリームに送信されます。各進行状況インジケータの後に、単一の改行文字が出力されます。

    • file:FILENAME: 進行状況インジケータがファイルに送信されます。新しい各進行状況レポートによってファイルが上書きされ、ファイルに最新の進行状況インジケータとそのあとに単一の改行文字が続いて含まれます。

    • fifo:FIFONAME: 進行状況インジケータはファイルシステム FIFO に送信されます。各進行状況インジケータの後に、単一の改行文字が出力されます。

      警告

      FIFO を読み取るプロセスがない場合、mysqlbackup プロセスは実行の終了時に停止します。

    • table: 進行状況インジケータは mysql.backup_progress テーブルに送信されます。これには MySQL サーバーへの接続が必要であるため、実行中の MySQL インスタンスをバックアップする場合にのみ機能します。mysqlbackup はまず進行状況レポートの 1 行を mysql.backup_progress テーブルに追加し、次に最新の進行状況インジケータで以降の行を更新します。進行状況インジケータはテーブルの current_status カラムに格納されます。

      バックアップによって、MySQL インスタンスがロックされた場合 (たとえば、FLUSH TABLES WITH READ LOCK ステートメントの発行によって)、MySQL インスタンスのロックが解除されるまで、進行状況レポートが mysql.backup_progress テーブルに配信されません。

    • variable: 進行状況インジケータはシステム変数 backup_progress に送信されます。

      警告

      MySQL Server にシステム変数 backup_progress がまだ定義されていません。ユーザーは変数を定義するために独自のプラグインを作成する必要があります。ユーザープラグインの詳細については、MySQL プラグイン APIを参照してください。

    --show-progress に引数が指定されていない場合、進行状況インジケータは stderr に送信されます。

    コマンド行に --show-progress オプションを複数回指定して、進行状況を複数の宛先にレポートすることができます。たとえば、次のコマンド行はバックアップコマンドの進行状況を stderrmeb_output と呼ばれるファイルにレポートします。

    mysqlbackup --show-progress --show-progress=file:meb_output --backup-dir=/full-backup
                backup

    進行状況インジケータは、mysqlbackup 操作の実行の進行状況を示す短い文字列です。進行状況インジケータは、操作の進行状況を測定する 1 つ以上のメーターから構成されます。例:

    Progress: 100 of 1450 MB; state: Copying .ibd files

    これは、これまで合計 1450M バイトのうち 100M バイトがコピーまたは処理され、mysqlbackup が現在 InnoDB データファイル (.ibd ファイル) をコピーしていることを示しています。

    進行状況インジケータ文字列は Progress: から始まり、後に進行状況を測定する 1 つ以上のメーターが続きます。複数のメーターが存在する場合、それらはセミコロンで区切られます。さまざまな種類のメーターには次のものが含まれます。

    • 合計データメーター: これは常に進行状況インジケータの最初のメーターになります。次の形式になります。

      DATA of TOTAL UNIT

      DATATOTAL は符号なしの 10 進整数で、UNIT は MB (メガバイト)、KB (キロバイト)、またはバイト (1MB=1024KB および 1KB=1024 バイト) です。

      合計データメーターは、mysqlbackup 操作に応じて 2 つのやや異なる意味を持ちます。

      • mysqlbackup 操作によって、コピーまたは処理されるデータの量とコピーまたは処理されるデータの合計量。例:

        Progress: 200 of 1450 MB

        操作がたとえば backup の場合、インジケータは 1450M バイトのうち 200M バイトがコピーされたことを意味します。ただし、操作がたとえば validateincremental の場合、1450M バイトのうち 200M バイトが処理されたことを意味します。

      • コピーまたは処理されたデータの合計量と操作の終了までにコピーされる合計の推定。推定合計量は、コマンドの実行の進行に伴い、サーバー上のデータに従って更新されます。

        backup などの一部の操作では、実行の開始時にコピーまたは処理されるデータの量を正確に知ることができません。そのため、合計データメーターには、バックアップされる推定合計データ量が示されます。推定量はコマンドの実行中に更新されます。例:

        Progress: 200 of 1450 MB

        その後次のようになります。

        Progress: 200 of 1550 MB

        サーバーに 100M バイトのデータが追加された場合。

        操作が成功すると、最終の進行状況インジケータに、操作の終了時にコピーされたデータの実際の量が示されます。

    • 圧縮メーター: (orig_size - compressed_size) / orig_size として圧縮されたデータの各ブロックに定義される圧縮率の変動平均を示します。例:

      compression: 40%

      これは圧縮後、データが占める領域が 40% 縮小されることを意味します (最後の 10 データブロックの平均として計算)。

      mysqlbackup 操作で --compress オプションを有効にした場合、圧縮メーターが進行状況インジケータに含まれます。圧縮メーターの値は、10 データブロック以上が圧縮されるまで定義されません。未定義のメーター値はメーターに「-」で示されます。

      compression: -

    • 状態メーター: コマンドが現在実行している主要なステップの短い説明です。例:

       state: Copying InnoDB data

       state: Waiting for locks

       state: Copying system tablespace

       state: Copying .ibd files

       state: Copying non-InnoDB data

       state: Completed

    これは、さまざまなメーターによる進行状況インジケーターの例です。

    Progress: 300 of 1540 MB; state: Waiting for locks

    Progress: 400 of 1450 MB; state: Copying InnoDB data: compression: 30%

    進行状況インジケータに含まれる正確なメーターのセットは、それに対して使用されるコマンドとオプションによって異なります。

  • --progress-interval=SECONDS

    Property Value
    コマンド行形式 --progress-interval=SECONDS
    数値
    デフォルト 2
    最小値 1
    最大値 100000

    進行状況レポートの秒単位での間隔。デフォルト値は 2 秒です。最短の間隔は 1 秒で、最大許容間隔は 100000 秒です。