バックアップの圧縮の概要については、セクション3.3.3「圧縮バックアップの作成」を参照してください。
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--compress-method
=ALGORITHM
コマンド行形式 --compress-method=ALGORITHM
型 列挙 デフォルト lz4
有効な値 zlib
lz4
lzma
圧縮アルゴリズムを指定します。オプションのサポートされる引数と、それらが表すアルゴリズム:
lz4
: LZ4 r109。サポートされる 3 つのアルゴリズムのうち、これはもっとも効率的で、一般に最小の CPU コストで、バックアップとリストアにかかる時間が最短になります。ほかの圧縮アルゴリズムとの比較を含む詳細については、lz4-きわめて高速な圧縮アルゴリズムを参照してください。lzma
: LZMA 9.20。サポートされる 3 つのアルゴリズムのうち、これは一般に最高の圧縮率を提供しますが、CPU コストの点でもほかの 2 つのオプションよりかなり高価になります。そのため、これはアクティブなシステムにはお勧めしませんが、時間外または非アクティブなデータベースまたは I/O レートがきわめて低い場所にのみお勧めします。zlib
: ZLIB v1.2.3。これは、速度と圧縮率の点で、ほかの 2 つのサポートされるアルゴリズムの間にあります。ZLIB は、3.10 以前の MySQL Enterprise Backup バージョンで使用できる唯一の圧縮アルゴリズムです。
デフォルト: lz4。構成ファイルまたはコマンド行からオプションの値を明示的に指定すると、
--compress
オプションが自動的に有効になります。
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--compress-level
=LEVEL
コマンド行形式 --compress-level=LEVEL
型 数値 デフォルト 1
最小値 0
最大値 9
「0」 から 「9」 の範囲の圧縮のレベルを指定します。「0 」は圧縮を無効にし、「1」 は最高速の圧縮で、「9」 は最大 (および最低速) の圧縮になります。オプションは、ZLIB または LZMA アルゴリズムを使用した圧縮にのみ意味があります。
--compress-method
オプションによってほかのアルゴリズムが選択された場合、それは無視されます。デフォルト: 1 (最低で最高速の圧縮)。構成ファイルまたはコマンド行から 0 以外の値を明示的に指定すると、
--compress
オプションが自動的に有効になります。
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--uncompress
apply-log
またはcopy-back-and-apply-log
操作で使用した場合、InnoDB ログを適用する前に、圧縮バックアップを圧縮解除します。