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MySQL Enterprise Backup ユーザーズガイド (バージョン 3.11)
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5.1.11 パフォーマンス/スケーラビリティー/容量オプション

これらのオプションは、ビジーまたは巨大なデータベースのバックアップオーバーヘッドを最小にしたり、リソースの問題の発生時に、プロセスの動作を指定したりするために、バックアッププロセスによって使用されるリソースを制限します。

  • --number-of-buffers=num_buffers

    Property Value
    コマンド行形式 --number-of-buffers=NUMBER
    数値
    デフォルト 14
    最小値 1

    マルチスレッドオプション時に使用する、各 16M バイトのサイズのバッファー数を指定します。

    バックアップ、特に圧縮を使用する場合など、CPU を大量に消費する処理には大きな数を使用します。バックアップのリストアなど、ディスクを大量に使用する処理には小さい数を使用します。この値は、操作の種類に応じて、少なくとも読み取りスレッドまたは書き込みスレッドの数と同じにするべきです。

    デフォルト: 現在 14。

    圧縮または増分バックアップ操作の場合、ヘッダーを収容するために、バッファーサイズは 16M バイトよりやや大きくなります。

    単一ファイルの増分バックアップと単一ファイルの圧縮バックアップには、1 つの追加バッファーが使用されます。

    圧縮バックアップ、圧縮単一ファイルバックアップ、および非圧縮 apply-log 操作には、プロセススレッドごとに 1 つの追加バッファーが必要です。

    読み取り、書き込み、および処理スレッドの数を変更する場合、それらのほかのオプションによって指定されたスレッドの合計数よりやや大きくなるように、この値の変更を試してみることができます。RAID や非 RAID ストレージデバイスなどのさまざまなハードウェア構成でのこのオプションとほかのパフォーマンス関連オプションの値の推奨される組み合わせに関する追加のアドバイスについては、セクション7.1「バックアップパフォーマンスの最適化」およびセクション7.2「リストアパフォーマンスの最適化」を参照してください。

  • --read-threads=num_threads

    Property Value
    コマンド行形式 --read-threads=NUMBER
    数値
    デフォルト 1
    最小値 1
    最大値 15

    ディスクからデータを読み取るために使用するスレッド数を指定します。

    デフォルト: 現在 1。このデフォルトは、copy-backextract、および backup 操作の種類に適用されます。0 の値を指定した場合、警告なしで 1 に調整されます。最大は 15 です。負の値を指定した場合、警告なく 15 に調整されます。apply-log 操作の場合、このオプションの設定に関係なく、読み取りスレッド数は常に 1 になります。RAID や非 RAID ストレージデバイスなどのさまざまなハードウェアオプション構成の --read-threads--process-threads、および --write-threads の値の推奨される組み合わせに関するアドバイスについては、セクション7.1「バックアップパフォーマンスの最適化」およびセクション7.2「リストアパフォーマンスの最適化」を参照してください。

  • --process-threads=num_threads

    Property Value
    コマンド行形式 --process-threads=NUMBER
    数値
    デフォルト 6
    最小値 1
    最大値 15

    バックアップファイルの圧縮または圧縮解除などのデータの処理に使用するスレッド数を指定します。

    デフォルト: 現在 6。このデフォルトは、extract および backup の操作の種類に適用されます。オプション --incremental-with-redo-log-onlyapply-incremental-backupcopy-back、または backup-dir-to-image のいずれかを使用した場合、無視されます。

    0 の値を指定した場合、警告なしで 1 に調整されます。最大は 15 です。負の値を指定した場合、警告なく 15 に調整されます。apply-log 操作の場合、このオプションの設定に関係なく、プロセススレッド数は常に 1 になります。RAID や非 RAID ストレージデバイスなどのさまざまなハードウェアオプション構成の --read-threads--process-threads、および --write-threads の値の推奨される組み合わせに関するアドバイスについては、セクション7.1「バックアップパフォーマンスの最適化」およびセクション7.2「リストアパフォーマンスの最適化」を参照してください。

  • --write-threads=num_threads

    Property Value
    コマンド行形式 --write-threads=NUMBER
    数値
    デフォルト 1
    最小値 1
    最大値 15

    ディスクにデータを書き込むために使用するスレッド数を指定します。

    デフォルト: 現在 1。このデフォルトは、copy-backextract、および backup 操作の種類に適用されます。単一ファイルバックアップオプションの list-image または validate のいずれかを使用すると、無視されます。

    0 の値を指定した場合、警告なしで 1 に調整されます。最大は 15 です。負の値を指定した場合、警告なく 15 に調整されます。apply-log 操作の場合、このオプションの設定に関係なく、書き込みスレッド数は常に 0 になります。RAID や非 RAID ストレージデバイスなどのさまざまなハードウェアオプション構成の --read-threads--process-threads、および --write-threads の値の推奨される組み合わせに関するアドバイスについては、セクション7.1「バックアップパフォーマンスの最適化」およびセクション7.2「リストアパフォーマンスの最適化」を参照してください。

  • --limit-memory=MB

    Property Value
    コマンド行形式 --limit-memory=MB
    数値
    デフォルト 100 for apply-log (without uncompression), 300 for other operations
    最小値 0
    最大値 999999

    mysqlbackup コマンドで使用可能なメガバイト単位での最大メモリーを指定します。以前は apply-log 操作にのみ適用されましたが、MySQL Enterprise Backup 3.8 以降では、すべての操作に適用されます。オプションの値に mbkb などのサフィクスを含めないでください。

    デフォルト: --uncompress と一緒に使用しない apply-log の場合 100、すべての操作の場合 300 (メガバイト単位)。

    この操作によって指定されたメモリー制限は、マルチスレッド処理に使用可能な 16M バイトのバッファー数も制限します。たとえば、300M バイトの制限では、バッファーの最大数は 18 です。--read-threads--process-threads--write-threads--number-of-buffers の値を増やすために、追加のバッファーが必要な場合、--limit-memory 値もそれに比例して増やします。

  • --sleep=MS

    Property Value
    コマンド行形式 --sleep=MS
    数値
    デフォルト 0

    InnoDB テーブルから特定の量のデータをコピーした後に、スリープするミリ秒数を指定します。データの各ブロックは 1024 InnoDB データページで、一般に合計 16M バイトになります。これは、データベースサーバーの CPU と I/O オーバーヘッドを制限します。

    デフォルト: 0 (自発的スリープなし)。

  • --no-locking

    接続が使用できる場合でも、InnoDB 以外のファイルのバックアップ時にロックを無効にします。通常のデータベース処理への少ない影響で、InnoDB 以外のデータをコピーするために使用できます。それらのファイルのバックアップ中に、何らかの変更があった場合、InnoDB 以外のデータに不整合が発生する可能性があります。

  • --page-reread-time=MS

    Property Value
    コマンド行形式 --page-reread-time=MS
    数値
    デフォルト 100

    チェックサムテストに失敗したページを再読み取りするまで、mysqlbackup が待機するミリ秒単位の間隔。ビジーなサーバーは mysqlbackup がページを読み取る同じ瞬間にページを書き込むことがあります。50 マイクロ秒を意味する 0.05 など、浮動小数点数を指定できます。最善の分解能は 1 マイクロ秒ですが、一部のプラットフォームではこれより悪くなることがあります。デフォルトは 100 ミリ秒 (0.1 秒) です。

  • --page-reread-count=retry_limit

    Property Value
    コマンド行形式 --page-reread-count=number
    数値
    デフォルト 500

    ページでチェックサムテストに失敗した場合の再読み取りの最大試行回数。ビジーなサーバーは mysqlbackup がページを読み取る同じ瞬間にページを書き込むことがあります。各試行間で --page-reread-time オプションに基づいた一時停止をして、同じページでこの多くのチェックサムテストが連続して失敗する場合、バックアップは失敗します。デフォルトは 500 です。

  • --on-disk-full={abort|abort_and_remove|warn}

    Property Value
    コマンド行形式 --on-disk-full=option
    列挙
    デフォルト abort
    有効な値

    abort

    warn

    abort_and_remove

    バックアッププロセスでディスク容量不足の状況が検出された場合の動作を指定します。このオプションはバックアップ操作専用です (backupbackup-and-apply-log、および backup-to-image)。

    • abort: バックアップディレクトリを削除せずに、バックアップを中止します。ディスクはいっぱいなままです。

    • abort_and_remove: バックアップを中止し、バックアップディレクトリを削除します。

    • warn: 30 秒ごとに警告メッセージを書き込み、ディスク領域を使用できるようになるまでバックアップを再試行します。

    デフォルト: abort

  • --skip-unused-pages

    InnoDB テーブルのバックアップ時にテーブルスペース内の未使用のページをスキップします。このオプションは backup および backup-to-image 操作に適用できますが、増分バックアップには適用できません。このオプションは backup-and-apply-log 操作によって無視されます。

    --skip-unused-pages オプションによって作成されたバックアップは、copy-back-and-apply-log を使用してリストアできないことに注意してください。

    未使用ページは、多くの場合データの一括削除によって発生する空きページです。バックアップ時に未使用ページをスキップすることで、このオプションはバックアップサイズ、さらに操作に必要なディスク領域と I/O リソースを削減できます。ただし、バックアップへの後続の apply-log 操作は、操作中に未使用ページがテーブルに再度挿入されるため、完了まで時間がかかります。

  • --skip-binlog

    バックアップにバイナリログファイルを含めません。バイナリログファイルはデフォルトで、すべての種類のオンラインバックアップ (フル、増分、圧縮、部分、単一ファイルなど) に含まれます。詳細はセクション1.4「バックアップされるファイル」を参照してください。リソース、パフォーマンス、その他の問題が発生した場合に、このオプションを使用して、バイナリログのバックアップをスキップします。

    注記

    一部の既知の問題のため、オフラインバックアップを作成するときや、--no-locking オプションで作成された完全バックアップに基づいた増分バックアップを作成するときには、ユーザーは常に --skip-binlog オプションを使用する必要があります。詳細は、付録A「MySQL Enterprise Backup の制限を参照してください。

  • --skip-relaylog

    バックアップにリレーログファイルを含めません。リレーログファイルはデフォルトで、スレーブサーバーのすべての種類のオンラインバックアップ (フル、増分、圧縮、部分、単一ファイルなど) に含まれます。詳細はセクション1.4「バックアップされるファイル」を参照してください。リソース、パフォーマンス、その他の問題が発生した場合に、このオプションを使用して、リレーログのバックアップをスキップします。

    注記

    スレーブでバックアップが進行中に、ユーザーが FLUSH LOGS ステートメントを実行すると、バックアッププロセスは失敗します。バックアップ時に FLUSH LOGS ステートメントが実行されることが予想され、リレーログをバックアップに含める必要がない場合、--skip-relaylog オプションを使用します。

  • --log-bin-index[=PATH]

    Property Value
    コマンド行形式 --log-bin-index=PATH
    ファイル名
    デフォルト data_dir/host_name-bin.index

    MySQL 5.5 とすべてのオフラインバックアップの場合: バイナリログファイルをバックアップに含めるために、使用中のすべてのバイナリログファイルを一覧表示した、MySQL サーバー上のインデックスファイルの絶対パス (ファイル名と拡張子を含む) を指定します (下に示すデフォルトのパスと異なる場合)。

    デフォルト: data_dir/host_name-bin.index

  • --relay-log-index[=PATH]

    Property Value
    コマンド行形式 --relay-log-index=PATH
    ファイル名
    デフォルト data_dir/host_name-relay-bin.index

    スレーブサーバーのオフラインバックアップの場合のみ: リレーログファイルをバックアップに含めるために、使用中のすべてのリレーログファイルを一覧表示した、MySQL サーバー上のインデックスファイルの絶対パス (ファイル名と拡張子を含む) を指定します (下に示すデフォルトのパスと異なる場合)。

    デフォルト: data_dir/host_name-relay-bin.index

  • --master-info-file[=PATH]

    Property Value
    コマンド行形式 --master-info-file=PATH
    ファイル名
    デフォルト data_dir/master.info

    スレーブサーバーのオフラインバックアップの場合のみ: 情報ファイルをバックアップに含めるために、スレーブがそのマスターに関する情報を記録する情報ファイルの絶対パス (ファイル名と拡張子を含む) を指定します (下に示すデフォルトのパスと異なる場合)。

    デフォルト: data_dir/master.info

  • --relaylog-info-file[=PATH]

    Property Value
    コマンド行形式 --relaylog-info-file=PATH
    ファイル名
    デフォルト data_dir/relay-log.info

    スレーブサーバーのオフラインバックアップの場合のみ: 情報ファイルをバックアップに含めるために、スレーブがリレーログに関する情報を記録する情報ファイルの絶対パス (ファイル名と拡張子を含む) を指定します (下に示すデフォルトのパスと異なる場合)。

    デフォルト: data_dir/relay-log.info

  • --optimistic-time[=DATE-TIME]

    Property Value
    コマンド行形式 --optimistic-time=DATE-TIME
    文字列
    デフォルト now

    オプティミスティック時間 (変更されていないテーブルが非アクティブテーブルとされるまでの時間) として、オプションで指定された値でオプティミスティックバックアップを実行します。非アクティブテーブルはバックアッププロセス中に変更される可能性がないとみなされます。非アクティブテーブルは、バックアップのオプティミスティックフェーズでバックアップされ、ほかのすべてのテーブルは通常フェーズでバックアップされます。オプティミスティックバックアップの概念、使用事例、コマンドサンプルの詳細については、セクション3.3.6「オプティミスティックバックアップの作成」を参照してください。

    オプションの指定で受け付けられる形式は次のようになります。

    • now: これは、すべてのテーブルをバックアッププロセスのオプティミスティックフェーズに含めます。これは値が指定されていない場合のオプションのデフォルト値です。

    • {Number}{Unit}: 過去の特定の期間の時間として、オプティミスティック時間を示します。{Unit}yearsmonthshoursminutes のいずれかになります。この形式のオプション文字列の例には次が含まれます。5years2days13months23hours、および 35minutes

    • 次のいずれかの形式の日時形式: YYMMDDYYYYMMDDYYMMDDHHMMSSYYYYMMDDHHMMSSYY-MM-DDYYYY-MM-DDYY-MM-DD、または HH.MM.SSYYYYMMDDTHHMMSS (ISO 8601 規格に指定されているとおり)。

    optimistic-time オプションと optimistic-busy-tables オプションの両方を使用し、オプティミスティックフェーズでバックアップされるテーブルの決定で競合した場合、optimistic-busy-tablesoptimistic-time より優先されます。

  • --optimistic-busy-tables=REGEXP

    Property Value
    コマンド行形式 --optimistic-busy-tables=REGEXP
    文字列

    バックアッププロセス中に変更される可能性があるため、オプティミスティックバックアップの最初のフェーズでスキップされるテーブルを選択するオプションで指定した正規表現を使用して、オプティミスティックバックアップを実行します。完全修飾名 (database_name.table_name の形式) が正規表現によって一致するテーブルは、ビジーテーブルとされ、これはバックアップの第 2 または通常フェーズでバックアップされます。完全修飾名が正規表現によって一致しないテーブルは、非アクティブテーブルとされ、これはバックアップの第 1 またはオプティミスティックフェーズでバックアップされます。オプティミスティックバックアップの概念、使用事例、コマンドサンプルの詳細については、セクション3.3.6「オプティミスティックバックアップの作成」を参照してください。

    オプションが使用されていても、それとともに正規表現が指定されていない場合、MySQL Enterprise Backup はエラーをスローします。

    optimistic-time オプションと optimistic-busy-tables オプションの両方を使用し、オプティミスティックにするテーブルの決定で競合した場合、optimistic-busy-tablesoptimistic-time より優先されます。


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