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MySQL 8.0 リファレンスマニュアル
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23.5.8.1 NDB Cluster バックアップの概念

バックアップとは、特定の時点でのデータベースのスナップショットです。 バックアップは次の 3 つの主な部分で構成されます。

  • メタデータ.  すべてのデータベーステーブルの名前と定義

  • テーブルレコード.  バックアップが作成された時点でデータベーステーブルに実際に格納されたデータ

  • トランザクションログ.  データがデータベースに格納された方法と日時を示す順次レコード

これらの各部分は、バックアップに参加しているすべてのノード上に保存されます。 バックアップ中に、各ノードはこれらの 3 つの部分をディスク上の 3 つのファイルに保存します。

  • BACKUP-backup_id.node_id.ctl

    制御情報およびメタデータを含む制御ファイルです。 各ノードは、このファイルの各ノード独自のバージョンに、(クラスタ内のすべてのテーブルの) 同じテーブル定義を保存します。

  • BACKUP-backup_id-0.node_id.data

    フラグメントごとに保存され、テーブルレコードを含むデータファイルです。 つまり、バックアップ中にノードによって異なるフラグメントを保存します。 各ノードによって保存されたファイルは、レコードが属するテーブルを示すヘッダーで始まります。 レコードのリストのあとに、すべてのレコードのチェックサムを含むフッターが続きます。

  • BACKUP-backup_id.node_id.log

    コミットされたトランザクションのレコードを含むログファイルです。 このログには、バックアップに格納されたテーブル上のトランザクションのみが格納されます。 ノードによって異なるデータベースのフラグメントをホストするため、バックアップに関与するノードはさまざまなレコードを保存します。

前述のリストで、backup_id はバックアップ識別子を表し、node_id はファイルを作成するノードの一意の識別子です。

バックアップファイルの場所は、BackupDataDir パラメータによって決まります。