15.1 グローバル設定

注記

MySQL Enterprise Monitor は、MySQL Enterprise サブスクリプションの一部として使用できます。詳細については http://www.mysql.com/products/ を参照してください。

「グローバル設定」は、電子メール通知、データパージ、My Oracle Support 資格証明などの、MySQL Enterprise Monitor システムの主要な構成パラメータを制御します。

「グローバル設定」ページは次のセクションに分かれています。

  • サーバーのロケール

    図 15.1 MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: サーバーのロケール

    MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: サーバーのロケール

    サーバーのロケール 設定は、次の項目の通知言語を決定します。

    • 電子メール通知。

    • SNMP トラップ。

    • レプリケーショングループ名のプリフィクスなどの共有リソースの命名規則。

    このドロップダウンリストボックスの初期値は MySQL Enterprise Monitor User Interface を実行中の OS のロケールです。

  • サーバー ホスト名

    通知をレポートするときに MySQL Enterprise Service Manager を識別するために使用される「ホスト名」「ポート」、および「ログイン表示名」を変更することができます。

    図 15.2 MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: サーバー ホスト名

    MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: サーバー ホスト名

    注記

    MySQL Enterprise Service Manager をインストールするときに使用される元のポートを変更またはリダイレクトする場合は「ポート」設定のみ変更します。間違った情報を入力しても、通知メッセージ内のリンクをクリックするとき以外は、システムのアクセス可能性に影響はありません。

  • データ消去操作

    「グローバル設定」ページの「データ消去動作」セクションでは、古いログファイルおよび古いデータをリポジトリから削除できます。デフォルトのパージ間隔は 4 週間です。データをパージするには、ドロップダウンリストから選択してこの設定を変更してください。たとえば、12 か月を選択すると、1 年より古いすべてのデータが削除されます。

    図 15.3 MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: データパージ

    MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: データパージ

    警告

    データをパージすると、リポジトリから完全に情報が削除されます。イベントはリポジトリに含まれるデータから取得されるので、それらはデータと共にパージされます。

    リポジトリに十分な空き容量があることを確認してください。モニターしているサーバーの数とルールが多い場合は、リポジトリのサイズが急激に増加することがあります。これに応じたパージ操作を選択してください。

    注記

    パージ処理は毎日 1 回程度か、MySQL Enterprise Monitor User Interface が再起動したときに開始されます。パージ期間を長い期間から短い期間に変更すると、データのパージがすぐに開始する可能性があります。

    注記

    システムでは、ユーザーがイベントを閉じる (またはイベントが自動的にクローズされる) ことを想定しています。パージ機能は、クローズしたイベントおよび関連するデータのみ消去します。イベントを長期間オープンのままにすると、使用するデータストレージスペースが多くなります。

    複数のシステムに対して個別にデータパージ操作を構成できます。

    • 「指定よりも古い履歴データを削除します」は、サーバーに関するメインデータを保持する期間を構成します。これには、CPU、メモリー、接続とアクティビティーの統計情報など、すべてのデータコレクションが含まれます。

    • 「次よりも古いクエリーアナライザデータを削除」は、クエリーアナライザの統計情報と個々のクエリーに関する情報を保持する期間を構成します。

    パージ操作の設定に関する注意点は次のとおりです。

    • パージは手動で実行できます。そのためには、リポジトリデータベースの innodb_file_per_table を有効にしてから、OPTIMIZE TABLE 操作を使用して、テーブルで削除された行の領域を再生します。

    • 以前の設定が非常に高かったときにパージの値を非常に低い期間値に設定した場合、パージしたデータのために使用された領域は InnoDB テーブルスペースから再生されません。これを実行するには、MySQL Enterprise Service Manager の MySQL テーブル上で OPTIMIZE TABLE を実行して、パージされた行の領域を再生することができます。

  • My Oracle Support 資格証明

    My Oracle Support サイトにログインするための資格証明情報を指定できます。これらは、サポートサイトにアクセスするために Oracle に登録したユーザー名およびパスワードに一致する必要があります。

    図 15.4 MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: My Oracle Support 資格証明情報

    MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: My Oracle Support 資格証明情報

    注記

    管理者のみが「My Oracle Support 資格証明情報」セクションを変更できます。他のユーザーの場合、このセクションはインタフェースに表示されません。異なるユーザーの情報と権限の詳細については、セクション15.2「ユーザーの管理」を参照してください。不正な証明書を指定すると、エラーメッセージYour credentials do not appear to be valid.が表示されます。

  • HTTP プロキシ設定

    MySQL Enterprise Service Manager がインターネットに直接接続されていない場合、HTTP プロキシ設定を更新する場合もあります。プロキシ設定は、「新着情報」タブ内の情報を更新するときに使用されます。詳細については、セクション13.3「新着情報」を参照してください。

    図 15.5 MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: HTTP プロキシ設定

    MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: HTTP プロキシ設定

  • LDAP 認証

    MySQL Enterprise Monitor User Interface へのアクセスを提供されているユーザーに対して使用される LDAP 認証を構成できます。LDAP 認証を使用するには、LDAP 認証が設定内で有効化され構成されている必要があります。

    LDAP 認証で構成可能な要素は次のとおりです。

    • LDAP を認証に使用

      LDAP 認証を有効にするには、「LDAP を認証に使用」チェックボックスをクリックします。

    • LDAP を信頼する

      LDAP を、信頼する (唯一の) 認証メカニズムにする場合は、「LDAP を信頼する」チェックボックスにチェックマークを付けます。このオプションを選択して、LDAP サービスの構成が誤っている場合、MySQL Enterprise Monitor User Interface から自分自身が完全にロックアウトされることに注意してください。

    • プライマリサーバーホスト名

      プライマリ LDAP ディレクトリサーバーのホスト名または IP アドレス。

    • ポート番号

      プライマリ LDAP サーバーのポート番号。暗号化を有効にした場合は、このオプションを SSL 接続に使用するポートに変更する必要があります。

    • セカンダリサーバーホスト名 (オプション)

      セカンダリ/フェイルオーバー LDAP ディレクトリサーバーのホスト名または IP アドレス。

    • Connect timeout:

      LDAP サーバーとの接続を確立せずに経過した時間。定義された秒数以内に接続が確立されない場合、エラーが返されます。

      注記

      値が 0 に設定された場合、「Connect timeout」の値はオペレーティングシステムのデフォルト値にデフォルトで指定されます。

    • Read timeout:

      LDAP サーバーからのデータを求める要求への応答がないまま経過した時間。定義された秒数以内に応答を受け取らない場合、エラーが返されます。

      注記

      値が 0 に設定された場合、「Read timeout」の値はオペレーティングシステムのデフォルト値にデフォルトで指定されます。

    • ポート番号

      セカンダリ/フェイルオーバー LDAP サーバーのポート番号。暗号化を有効にした場合は、このオプションを SSL 接続に使用するポートに変更する必要があります。

    • 暗号化

      LDAP サーバーとの通信に必要な暗号化タイプ。サポートされているオプションは、「なし」「StartTLS」、および「SSL」です。

    • 参照

      認証はサーバーから提供されるリフェラルに従います。デフォルトでは、LDAP ディレクトリサーバーが使用するように構成されているものを使用します。Microsoft Windows Active Directory を使用している場合は、このオプションを「無視」に設定する必要があります。

    • LDAP サーバーは匿名バインドを許可します

      匿名バインドをオプションで許可します。

      チェックしていない (無効化) の場合、MySQL Enterprise Monitor はアカウントレコードを参照するための認証前バインドユーザーを提供します。「Active Directory」では、もっとも一般的なユーザーアカウント属性は「sAMAccountName」ですが、UNIX ベースの LDAP では CN を使用するのが一般的です。Active Directory サーバーが CN バインドを受け付けるように構成されていない場合、資格証明の取得に失敗します。

    • 認証モード

      使用する認証モード。次の中から選択できます。「ユーザーとしてバインド」は、MySQL Enterprise Service Manager にログインするために付与された証明書を使用して LDAP ディレクトリにバインドします。「比較」の場合は、指定した証明書と比較するために、構成したパスワード属性を認識できる LDAP ログイン/パスワードが必要です。

    • 「保存時にパスワードを更新する」ボックスおよびパスワードフィールド

      LDAP サーバーパスワードを入力するには、「保存時にパスワードを更新する」ボックスを先にチェックします。このダイアログに戻って LDAP パスワード以外の設定を更新したとき、保存されたパスワードを消さないようにするために、このボックスをチェックしないようにします。LDAP パスワードがあとで変更された場合、ボックスにふたたびチェックを入れて、新しいパスワードを入力します。

    • ユーザー検索パターン

      ユーザー名の置換後に使用する LDAP 検索フィルタを指定するためのパターンで、{0} は、DN のためにユーザー名を置換する必要がある場所のマークです。

    • ユーザー検索ベース (トップレベル用にブランクを残す)

      ユーザーを含むサブツリーのベースとして使用するエントリ。指定しない場合、検索ベースはトップレベルのコンテキストになります。

    • サブツリー全体を検索

      検索スコープ。「true」に設定すると、「*ユーザー検索ベース」エントリをルートとするサブツリー全体を検索します。デフォルト値の「false」の場合は、トップレベルだけを含む単一レベルの検索を要求します。

    • LDAP ロールをアプリケーションロールにマップする

      MySQL Enterprise Service Manager が LDAP に定義されたロールを使用して、MySQL Enterprise Monitor アプリケーションロールにマップするかどうかを指定します。これを有効にし、LDAP が信頼されるように構成されていない場合は、ユーザーが LDAP を介して正常に認証され、マップされた有効なロールを持っているとき、そのユーザーはアプリケーションへのアクセスが許可されます。ロールは「アプリケーションロール」/「LDAP ロール」フィールドのエントリに従ってマップされ、これは LDAP ロールのカンマ区切りリストを取得して、所定の MySQL Enterprise Monitor ロールにマップされます。

      このオプションを選択した場合は、追加のフィールドが提供され、LDAP サーバー内でロールを検索する方法を構成できます。

    LDAP 認証および Tomcat との相互作用について詳しくは、Tomcat のドキュメントを参照してください。

  • MySQL サーバー名のカスタマイズ

    図 15.6 MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: MySQL サーバー名のカスタマイズ

    MySQL Enterprise Monitor User Interface 設定: MySQL サーバー名のカスタマイズ

    これらの設定は、ホスト名が MySQL Enterprise Monitor User Interface に表示される方法を変更するもので、一般的には繰り返し情報で表示が見づらくなるのを避けるために名前を短縮します。

    • 「MySQL サーバー名の表示形式」フィールドは、Monitor UI が完全修飾ドメイン名を表示するか (デフォルト)、.company_name.com などの反復するサフィクスを省略したホスト名のみとするか、または置換表現によって変換されたホスト名とするか (たとえば、複数部分からなる長いホスト名を短い略称に変換する) を制御します。

      置換表現のための構文は、等号で分離された名前と値のペアで、正規表現が左側で置換テキストが右側になります。正規表現は、http://download.oracle.com/javase/7/docs/api/java/util/regex/Pattern.htmlの Java 構文に従います。正規表現の内部で特殊文字 (特にドット) が解釈されないようにするために、たとえば \ を使用してエスケープするか、単一項目の文字クラス [.] を作成します。右側に空白やカンマが含まれているか、空の文字列の場合、単一または二重の引用符で文字列を囲みます。$1$2 などの逆参照を使用して、正規表現の一部を置換テキストに置換できます。置換テキスト内の $ 文字を、逆参照の一部以外に使用することはできません。カンマで区切ることで複数の置換表現を含めることができます。次にいくつかの例を示します。

      dx521\.example\.com=Staging
      dx984[.]example[.]com=Production
      database-server-(.*?)\.example\.com=$1
      ^database-server-="", [.]example[.]com$="", dx521="Staging DB", dx984="Production DB"
      

      置換表現で間違った構文を使用した場合、元のホスト名は ( ! ) などのサフィクスとともに表示されます。このサフィクスはロケール設定によって異なります。

    • 「Display connection endpoint values」は、ホスト名の詳細な接続部分 (TCP/IP ポート番号など) が表示されるかどうかを制御します。デフォルトでは常に表示されます。まったく表示されないか、標準的な値でない場合にのみ表示されるように設定できます。TCP/IP 接続の場合、デフォルトポートは 3306 です。ソケット接続の場合、デフォルトのエンドポイント値は /tmp/mysql.sock です。


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